中2息子「シャトルランいやだー」、母「???」 親世代が共感「なんそれ」、理解しないまま“親期間”卒業も

中学2年生の息子さんを持つボナンザさん(@abare_koinyobo)の投稿がツイッターで話題です。それは息子さんが登校する前のやりとりで、「スポーツテストの朝。『シャトルランいやだー』と言い残し登校しました。お母さんもスポーツテスト大嫌いだったので気持ちはよく分かる。でもお母さんの時代はシャトルランなかったので、未だにシャトルランが何なのか分かってないです」というもの。

スポーツテストといえば、小中学校でボールを投げたり50mを走ったり、記録を測った記憶がある人も多いはず。現在、その項目の1つとしておこなわれているシャトルランとは、線から線まで20mの距離を往復しつづける持久走で、合図音のドレミファソラシドが流れるあいだに20mを走ります。合図音はだんだん速くなり、合図に間に合わなかった時点でテストは終了…と持久力が試される種目です。

同種目がいつから採用されたのか、文部科学省のスポーツ庁担当者に聞いてみると「昭和39年以来いくつかの名前で国民の体力運動調査をおこなっておりまして、20mシャトルランは平成10年から新体力テストで採用されています」とのことでした。

ツイッターではシャトルラン世代でない親御さんから、「同じく!何度娘たちに『シャトルラン?なんそれ』って聞いたことか(笑)」「私も上の子と下の子合わせて12年間シャトルランが何かを教えてもらったけど、ついに理解せずに小学生の親期間を終えました」と同意のコメントが相次ぎました。今回の投稿について、ボナンザさんにお話を伺いました。

■イマイチどういう物か分からず数年…

ーーボナンザさんの学生時代はスポーツテストにどんな項目がありましたか。

「シャトルランはなく持久走でした。あとは、50m走、反復横跳び、立位体前屈、ボール投げ?などがありました。全部嫌いでした(笑)」

ーー息子さんにシャトルランのことは聞いていましたか。

「息子が小学生の時からシャトルランの話は聞いていたので存在は知っていたのですが、息子に詳細を聞いてもイマイチどういう物か分からず数年経っておりまして…。

当時も『昔はシャトルランはなかった』と話したと思うのですが、その時の反応は記憶にないので、今回改めて話してみたら『えー?シャトルランなかったの?! いいなー!本当にキツいんだよ!』と羨ましがっていました」

ーーリプライも数十件届いていました。

「皆さん、シャトルランには思い入れがあるんだなぁと楽しくコメント拝見しました。

嫌いという方の方が多かったのですが、好きという方の中で『自分で辞めるタイミングを選べるから』『始まって早々に離脱する』というコメントには『その手があるのか!!』と感心しました。来年は息子に教えます(笑)。あと、知らない方、子どもに説明されたけど理解できなかったという方もいて、とても親近感がわきました!」

ーーちなみに、息子さんの記録はご存じですか?

「回数聞いたのですがはぐらかされました。すみません。スポーツが得意ではないので、自慢できるような結果ではないと思います(笑)」

◇ ◇

シャトルランを経験していない親世代の一方、経験している世代からは「持久力なかったから最下位が決まるまで頑張って最下位が出たら即リタイアしてた」「運動大嫌いでしたが、何故かシャトルランだけは大好きで、テンションなのかアドレナリンなのか、割とクラスの最後まで残ってました」「シャトルランは終わりが見えないから地獄。持久走は5分位で終わるからまだいい」と学生時代を振り返るコメントもあがりました。

(まいどなニュース・門倉 早希)

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