「鋼の錬金術師」原作通りバッキバキの体を目指した山田涼介 ドラマとトレーニングを平行した半年振り返り「まあ辛かった!」

連載終了から12年が経つ今もなお絶大な人気を誇る漫画「鋼の錬金術師」の実写映画版が、6月24日公開の「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」で、ついに完結します。前作に引き続き主人公エドワード・エルリックを演じた山田涼介さん(Hey!Say!JUMP)がこのほど、大阪で行われた最速上映会で舞台挨拶。「最後の錬成」はなんと3日前に完成したばかりといい、山田さんは「皆さんに楽しんでいただけるかというドキドキ感が強いですが、満足できる仕上がりになっていると思います」と自信を覗かせました。

満席の大阪ステーションシティシネマに登場した山田さん。「最後の錬成」の注目シーンについて、「お父様との最終決戦ですね。1週間ちょっとかけて本当にじっくりじっくり撮影したシーンなのですが、原作に近い仕上がりになったので『頑張って良かったな』と思いました」と振り返りました。

熱心な原作ファンでもあるという山田さんは、原作から実写映画版に使われて一番嬉しかったシーンを問われると、「『最後の錬成』のラストカットが原作と全く同じなんですよ!」と熱く声を弾ませました。「僕も(曽利文彦)監督も、そこのエドのポーズにはすごくこだわったんです。そのラストカットを見て、あ、一緒だ! まんまだ! という風に思えたのが個人的にすごく嬉しかった。原作ファンの方にもきっと感動していただけるのではないかと思います」

物語の中でエドの成長を表現するために気をつけたことや工夫したことを教えてほしいという質問には、「パート1からパート2までの4年間で僕自身が成長し、吸収したものをそのままエドにバトンタッチすることで、彼の成長を表現するような感覚です」と回答。また、体つきの変化について聞かれると、「どちらかというと、エドのためというよりは最終決戦シーンの僕が演じているお父様の体を表現するためです。原作だとバッキバキで常に上半身裸で体が見えている状態。ドラマの撮影とトレーニングを並行していた半年間が、まあ辛かった! 今こうやって言えることが本当に幸せです!」と話し、笑顔を見せていました。

最後に、これから映画を見る人たちに向けて、「映画はエンタテインメントなので、それぞれの楽しみ方があると思います。エドとアル(弟のアルフォンス)の最後の冒険を、ぜひたくさんの方に見ていただきたいし、全力で楽しんでいただきたいです」とメッセージを送りました。

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「鋼の錬金術師」は2001年から2010年まで「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載された漫画家荒川弘さんの大ヒット作。錬金術が存在する架空の世界を舞台に繰り広げられるダーク・ファンタジーで、2017年12月に公開された1本目の実写映画「鋼の錬金術師」は興行収入約12億円を記録しました。

続編となる今回の実写映画は、山田さんをはじめ本田翼さんやディーン・フジオカさん、蓮佛美沙子さん、本郷奏多さんらが続投するほか、新たな豪華キャストも多数登場。国家錬金術師の抹殺を誓う男スカーとの対決を描く「復讐者スカー」(公開中)、国家を揺るがす巨大な陰謀に導かれていく「最後の錬成」(6月24日公開)の2部作となっています。

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