炭酸飲料PEPSI（ペプシ）ブランドの2022年夏季限定商品「ペプシ　からあげ専用」が6月14日の全国発売を前にネット上をざわつかせています。Twitterには「ペプシならやりそう」「からあげ？」「からあげ味のコーラかと思った」「ビビった」「これは飲みたい」「気になるなあ」「見かけたら買おうかな」「エイプリルフール？」「カロリーゼロ重要」などの投稿が相次いでいます。

■「カロリーゼロ設計です」

　サントリー食品インターナショナル（本社、東京都港区）がコーラ飲料とからあげとの相性のよさに着目し開発。同社担当者によると、味はからあげ味ではなく、「カロリーを気にせずからあげを食べられるよう、カロリーゼロ設計の透明なコーラです。からあげの風味を引き立てるためにコーラの香りと甘さを控えめにし、からあげの油っぽさが切れるように食物繊維を配合することで、スッキリした味わいを実現しました」。

　パッケージにはジューシーなからあげと水滴の写真、「からあげ専用コーラ」の文字がデザインされています。「直感的にコーラとからあげを食べ合わせしたくなるようなデザインに仕上げました」

　同社では開発に当たり、独自の市場調査を実施（調査期間2021年6～8月）。その結果、スーパーマーケットの総菜人気ランキング（サラダ抜き）の堂々の1位はからあげで、からあげと併買されやすい飲料もコーラということが分かったそうです。

　600mlペットボトル。希望小売価格140円（税別）。

■キュウリやケーキのクリーム風味も…これまでの歴史

　ネット上で「ペプシならやりそう」といわれる理由は、同社のこれまでの商品ラインナップをさかのぼると納得します。

　1番の注目は、2007年限定発売の「ペプシアイスキューカンバー」。緑色の液体にキュウリ風味という衝撃はいまだに語り継がれています。他には「ペプシバオバブ」（2010年、アフリカ大陸原産の巨木バオバブをモチーフにした味）や「ペプシゴースト」（2015年、ミステリーフレーバー）、「ペプシSAKURA」（2016年、桜を連想させる淡いピンク色で華やかで甘い桜の香り）、「ペプシクリスマスコーラ」（2017年、クリスマスケーキのクリームをイメージした味で、甘酸っぱいストロベリーの香りの白いコーラ）など、変わり種の色や味を続々と発売してきました。

■ペプシマークの意味知ってる？

　ペプシ商品のパッケージにデザインされる赤白青3色の丸は、世界共通のシンボルマーク。名称は「グローブ（世界）」です。3色の意味は？

　「1959年に当時のボトルの王冠についていたマークをアレンジしてデザインされたもので、アメリカ国旗の基本色である赤・青・白の3色をベースにしています」（同社公式サイトより）

（まいどなニュース・金井 かおる）