人気ゲームの「謎ダンス」にSNS大歓喜 一体なぜ生まれた?メーカーに聞いた「その場のノリで採用に」
世界的な知名度を誇るゲームシリーズ最新作『モンスターハンターライズ』(販売:カプコン)の超大型拡張コンテンツが6月30日に配信。そんな同作に搭載された「謎のダンス」が、Twitterで3万いいね超えの話題を呼んでいます。
同作は、シリーズ累計販売本数が8000万本を超える超人気タイトル。雄大な自然の中で仲間と協力して巨大なモンスターに立ち向かうハンティングアクションゲームで、「PlayStation2」「PSP」「Nintendo Switch」などさまざまなゲーム機で発売されてきました。「なんのハードでプレイしたか」といった会話で世代がわかるのもおもしろいですよね。
そんな同シリーズの最新拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』配信に先立って、6月15日より無料体験版が配信。今回、そんな体験版の一部について言及した投稿がSNSで注目を浴びています。
話題になっているツイートには、「このダンスがあるだけで神ゲーだと思う。帰ってきた謎ダンス」の言葉と、挙げた両手をくるくると回しながら変なステップを踏むキャラクターのムービー。これをみたTwitter民からは、「あ、それは煽りダンス…」「くっそ懐かしくて泣きそう」と反応する声があがっていました。
およそ3万人もの『モンハン』ファンが反応するこの謎ダンス…一体なんなんでしょうか(ハンター歴は10年以上、推しモンスターはフルフルだというツイ主さんは、初プレイ時から認知していたそうです)。
上記にも述べましたが、同作は「ハンティングアクションゲーム」。ダンスゲームでも島に移住してスローライフを楽しむゲームでもありません。一体この「謎ダンス」がモンスター討伐になんの役に立つのか? 発売元の「カプコン」さんに話を訊きました。
■「ディレクターの好みで採用に…」
--注目を浴びている「謎ダンス」ですが、一体どういった役割を…?
「ひとりで踊ってよし、みんなで踊ってよし、画面内が賑やかに盛り上がるかと思います」
--なるほど、コミュニケーションツールなんですね。一体どういった経緯で実装されたのでしょうか?
「たしか、『モンスターハンターポータブル2ndG』の時に『ダンスを入れたい』となって、ダンス未経験のアニメーターがボックスダンスを踊ったんです。しかし何度やってもボックスダンスにならず…でも面白いね! ということになり、その場のノリで採用になったと聞きました。非常にユニークな動きですよね」
--「モンスターハンター:ワールド」でも採用されていたんですね。今回の復活は要望の声が多かったからでしょうか。
「復活のきっかけは、担当の企画スタッフ・アニメーターから提案された数多くのネタの1つにこの『ボックスダンス』が含まれており、ディレクターである鈴木の好みのジェスチャーでしたので採用になりました」
--愛されていますね、「謎ダンス」…否「ボックスダンス」。他にもユニークなジェスチャーはあったりしますか?
「『準備運動』という新しいジェスチャーがあり、こちらは準備運動の中にいかにもハンターらしい動きが混ざっていますので、ぜひゲーム内でお試しください」
--最後に、「謎ダンス」以外にも『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の神ゲーポイントをお願いします。
「多数のモンスターに仲間と4人で通信、協力して挑むことができるアクションゲームということ。また、武器種が14種あることに加え、アクションの幅が豊富であること、歴史のあるシリーズでもあることから、熟練者から初心者まで多数のコミュニティが形成されるところに魅力を感じて頂けるゲームだと思っています!」
--ありがとうございました!
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『モンスターハンターライズ:サンブレイク』は、6月30日に配信開始(プレイには『モンスターハンターライズ』本編が必要)。ひとりで、みんなで…謎ダンスを踊り明かしましょう!
(まいどなニュース特約・あさい あやね)