清流にたゆたう可憐な白い花…えっ、これ和菓子? 夏の風物詩「梅花藻」そっくりの清涼スイーツが話題

夏の風物詩、梅花藻(ばいかも)を模した和菓子がTwitter上で大きな注目を集めている。

「頑張った!『梅花藻』です。」

と件のお菓子を紹介したのは宮城県蔵王町に店舗を構える御菓子司 玉浦屋の公式アカウント(@nabakari_5daime)。

梅花藻と言えばキンポウゲ科・キンポウゲ属の水草で7月、8月が見ごろとされる。小川の流れにたゆたう可憐な梅花藻の姿をそっくり切り取ったかのようなこのお菓子に、SNSユーザー達からは

「ほんとに梅花藻は2枚目の写真のような景色なつかしい 思い出しました~」

「すっごく完成度が高くて可愛くて、水面や石まで再現されているのに感動しました」

「きゃー梅花藻 今年は地元の梅花藻見れなかったので、嬉しい気持ちになりました」

など数々の絶賛の声が寄せられている。

■投稿者に聞いた

玉浦屋のご主人にお話をうかがってみた。

ーーこの御菓子を開発されることになったきっかけをお聞かせください。

玉浦屋:宮城県白石市で開催されている「白石百白祭り」というお祭りがあるのですが、そこで「お抹茶と一緒に提供する上生菓子を作って欲しい。できれば白石市の川で咲いている梅花藻を上生菓子で作って欲しい」という注文があったことがきっかけでした。

ーー花や下層の玉砂利のような粒はそれぞれどんな材料で作られているのでしょうか?

玉浦屋:透明な部分は錦玉という寒天です。花の白い部分は練り切りで、花の黄色い部分と緑色の葉や茎の部分は羊羹。小石は胡麻を混ぜた練り切りになっています。

ーー開発にあたりご苦労されたこと、こだわられたことなどお聞かせください。

玉浦屋:苦労した事はあまりないのですが、それよりも作るまでの下準備が大変です。見ばえの美しさとちゃんと梅花藻だとわかってもらえる再現性にこだわりました。

ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。

玉浦屋:昨年も同じ様に梅花藻の画像をツイートしてバズったのですが、今年はそれ以上にいいねの数もリツイート数も増えて正直驚いています。「綺麗」だとか「食べみたい」「本物みたい」というコメントを見ていると今後の励みになになります。

   ◇   ◇

地域の風土や歴史に寄り添った美しく美味しい和菓子作りを展開する玉浦屋。宮城県を訪れる方にはぜひ立ち寄っていただきたいスポットだ。 

御菓子司 玉浦屋:宮城県刈田郡蔵王町宮字町51

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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