サウナ人気で生まれた新ドリンク 愛好家が混ぜて飲む2つの飲料→1本にして商品化「ととのう気分」「熱中症対策にも」
サントリー食品インターナショナル(本社、東京都港区)は7月5日、炭酸飲料「DEKARA(デカラ)」を発売します。販売場所はセブン&アイグループ限定。デカラは同社のロングセラーブランド「デカビタC」と「GREEN DA・KA・RA(グリーン ダ・カ・ラ)」をコラボさせたもの。同社としてブランドコラボのドリンクは今回が初の試み。商品化の背景には昨今のサウナブームがありました。
■サウナーさんたちの飲み方でひらめいた!
数年前から日本では空前のサウナブームが到来。サウナ愛好家をサウナーと呼び、サウナで得られるリラックス状態を表す「ととのう」という言葉も日常の中で頻繁に見聞きするようになりました。
そんな中、同社では一部の温浴施設で愛好家たちがデカビタCをグリーン ダ・カ・ラで割って飲んでいるという情報をキャッチ。サウナーたちの行動に着想を得て、2つの商品の長所をコラボさせた新商品の開発に乗り出します。
といっても2つを足しただけ、というわけではないそうです。
「単純にミックスしているのではありません。デカビタCブランドの特長成分であるローヤルゼリーエキスと4種のビタミン、ダカラブランドのスッキリとした甘さのそれぞれの長所を生かし、新たに開発しました。炭酸とビタミンが心地よく身体に染みわたり、ココロもカラダもととのう気分になれるよう設計しています。ナトリウムも配合されているため熱中症対策(※)にもおすすめです」(同社)
新商品のネーミングは、2つのコラボが瞬時に伝わるようにと、デカビタCの「デカ」とダカラの「カラ」を組み合わせた造語。パッケージはあえて懐かしいテイストを取り入れ、「お風呂上がりやサウナ後の水分補給シーンを想起させるレトロなデザインにしています。『ととのう気分』というメッセージもロゴに記載しました」。
SNS上では発売を知った愛好家たちから「サウナで販売してほしい」「箱買いしたい」「2つの味がするのかな?」などの声が上がっています。
500mlペットボトル。希望小売価格140円(税別)。
※厚生労働省が熱中症対策として推奨しているナトリウム量は40~80mg/100ml。