「エクセル、さっぱりわからない」おろおろする僧侶五人衆にエール 「現代版の修行」「ポーズと表情が絶妙」

「エクセルを教わる僧侶たち さっぱりわからない」。神奈川県鎌倉市にある大船観音寺の公式Twitterアカウント(@oofunakannonji)にて投稿された画像が、21.6万いいねがつき大きな話題を呼んでいます。

投稿画像は、パソコンを前に悪戦苦闘する5人の僧侶の姿。眉間にしわを寄せ画面をのぞき込む僧侶の表情や、まるで宗教画のような絶妙な構図の5人の姿にTwitterでは「だめだこの画像好きすぎる」「皆んな眼鏡かけて一緒懸命分かんない顔してるところがまた面白い」「頑張って!!!」「現代版の修行だなこれ…」とのコメントが寄せられました。

どうしてこのような一枚が撮影されたのでしょうか? 大船観音寺にお聞きしました。

■「将来的には自分達もお寺の仕事に必須ということで……」

ーー写真がTwitterで話題になっていますが、あの写真はどういった経緯で撮影されたのでしょう? また、先生役となっている僧侶さんはいたのでしょうか?

「画像左下の僧侶が普段は他の仕事をしており、それが20年間事務職をしている者でして、縁あってお盆の供養の手伝いに来てくれたので、元々寺院管理で使っておりますエクセルのやり方(表計算などの効率的で基本的な事)を快く教えてくれる事になりました。そうした中で寺務所にいた僧侶が将来的には自分達もお寺の仕事に必須ということで興味津々に集まってきて、この写真を撮るきっかけとなりました」

ーー僧侶さんたちがパソコンを前に悪戦苦闘している姿に、思わず笑ってしました。最終的に僧侶さんたちはエクセルをマスターできたのでしょうか?

「まだまだこれからですが、今までかなり時間を要していた表計算が効率的なやり方に変わりました」

ーー大船観音寺のTwitterは、お寺の公式Twitterのイメージとは違ったユニークなツイートが多いですね。なぜこのようなTwitterを運用しているのでしょうか?

「元々のお寺の固いイメージを払拭して皆さんに大船観音寺を、お坊さんを認知していただき、ご参詣いただければと思っております!」

ーー大船観音寺はどのようなお寺でしょうか?

「東海道線や横須賀線などさまざまな路線が入り組む大船駅を通過する際、白い大きな観音様を見た人も多いはずです。その全長25mの大きな白い観音様がおります大船観音寺です。観音様は戦時中より平和の為、製作が開始しましたが、途中、資金不足などにより工事が中断されるなどありましたが、1960年に完成した比較的新しい曹洞宗のお寺です」

「開かれたお寺を目指しておりまして、7月には大船観音夏祭りと題して子供たちのバンドなどのコンサートや盆踊りなどの縁日があります。9月にはキャンドルナイトin大船観音と題して万等供養を行います。境内には大船付近の幼稚園児に描いてもらったお手製のキャンドルを並べ、幻想的な空間になりますのでお越しいただければ幸いです」

(まいどなニュース特約・シュゴウ)

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