9歳「そろばん練習したい」→ばーちゃん家から持ち帰ったのが文化財級! 福徳相互銀行百済支店と刻まれ4玉ではなく5玉
義実家から発掘されたレトロすぎるそろばんがSNS上で大きな注目を集めている。
「9歳が学校でそろばんを習ったらしく『家でも練習してみたい』という。どうせすぐ飽きるから買うのもなぁと思って『ばーちゃんちにあるんちゃう?貰っといでや』と適当に答えたら、えげつないやつ貰って帰ってきた。」と件のそろばんを紹介したのは「なちゅ。」さん(@itacchiku)
現在主流の4玉ではなく5玉で「福徳相互銀行 百済支店」と刻まれたこのそろばん。福徳相互銀行とは戦後期に創立された銀行で、1989年に「福徳銀行」(現在は消滅)に改称しているしているので、どうやらそろばんはこの時期に製造されたものらしい。
なちゅ。さんの義実家から発掘されたこのそろばんに対し、SNSユーザー達からは
「当時のものとしてかなりの高級品ではないかと。大切にすればあと100年ぐらいは平気で使えるかも。」
「鉄道員ですが運転士、車掌は5つ玉ソロバン愛用してます 60進数の計算をするのにもってこいで、1時間32分+2時間44分の計算をするのとしたら、5玉を使わないで60分になったら1玉を下して時間の1玉を上げるという感じで5玉を使わないと60進数の計算できるので便利ですよ」
「年代物の凄いの出てきましたね…自分から興味を持った子供の気持ちはわりと大事 長続きすると良いですね」
など数々のコメントが寄せられている。
■投稿者に聞いた
なちゅ。さんにお話をうかがった。
ーーこのそろばんをご覧になった際のご感想をお聞かせください。
なちゅ。:5玉のそろばんは私も見たことがあったのですが、我が家とは特に縁もない銀行の屋号が入っていることに驚きました。
ーーその後、義実家と福徳相互銀行の関連性や入手した経緯などはおわかりになったでしょうか?
なちゅ。:特にはわかっていないです。
ーーその後、お子さんはこのそろばんを愛用されているのでしょうか?
なちゅ。:何度か練習したあと、飾ったりしています。
ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
なちゅ。:いろんな方がそろばんの思い出を語っているのを見て、今では見かけることも減っていますが、かつてはそれだけ生活に浸透していた道具だったんだなぁと改めて思いました。
◇ ◇
入手経路についてはわからなかったが、なちゅ。さんのお子さんが今後このそろばんを長く愛用してくれることを願いたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)