「老眼鏡がないとネイル塗れない」「子どもを親に預けられなくなる」…30代と違う!アラフォーのママたちが直面する現実
30代と40代。「アラサー」と「アラフォー」って、実はけっこう、いろいろなことが「変化」します。少しずつ変わっているので、普段は気にすることはないのですが、ふとした瞬間や出来事で「あ、え? なに? どういうこと?」と、愕然と「年齢」を突きつけられることがあります。アラサーとの断絶を痛感してきたアラフォーママたちの言葉を紹介します。あなたも「あるある~!」と思ってしまうかも???
■アラサーとアラフォーの違い「そもそも変わってきたことは」
【なんだかしらないが体重がどんどん増える】
▽前より食べる量は増えてないのに、体重よ、なぜ増える!?(Nさん/42歳)
▽痩せてる方だと思うが、気付いたらお腹がボヨヨンとなっている。パンツのゴム跡がくっきりと残る(Aさん/39歳)
▽昔は数日気をつけたら体重が戻ったが、今はどんなダイエットをしても体重は1キロ以上減らない(Oさん/43歳)
…そうなんです、アラフォーになるとですね、肉の付き方が変わってきますね。たいして体重が変わってなくても、まず「くびれ」というものがなくなります。下腹がでてきて、しかも脂肪はちゃぽんちゃぽんと音をたてそうな雰囲気だし、気付きづらいのですが二の腕とか背中にも肉、ついてきます…。
個人的には「足のサイズが大きくなった」と思ったのがアラフォーですね。あれはなぜでしょうか。私、24センチだったんですけど、今はもう24.5センチじゃないとキツイんです。まさか体重が増えて支えきれなくなった足が大きくなったなんて、ないですよね!!!
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【カルビよりロースへ、ロースよりナムルがうまい…】
▽脂っこいものがおいしいと思えなくなってきた(Uさん/38歳)
▽最近は冷や奴に茄子の漬け物で飲むと「うまい!」と思う(Aさん/44歳)
▽子どもが山盛りのフライドポテトを食べてるのを見るだけで胸焼けする(Yさん/40歳)
▽カルビよりロースがおいしいと思い、サンチュに包んで食べるようになり、最近では焼き肉屋で一番おいしいのはナムルだと思うようになった…(Rさん/41歳)
…確かに、食の好みも変化しますね。胃もたれしやすくなるし、昔はそうでもなかったのに「食べ過ぎるとお腹の調子がすぐ悪くなる」「便秘がひどくなる」と、弱ってきた胃腸のせいか、あっさり・さっぱり淡泊なものを好むようになってきたりするわけです。しかし、それなのに痩せないという謎。
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【サプリや健康食品のCMをみると試したくなる】
▽BS放送でやたらサプリや健康食品のCMやってるが、気付くとうなずきながら見ている私(Eさん/43歳)
▽栄養剤とかサプリメントとか、おばーちゃん向けねと見ていると、40代から疲れを感じるあなたに、という文字に愕然とする。そうだ、私も40代だ、と(Iさん/41歳)
…確かにBSやCS放送だと、健康食品やサプリのCM多いです。雑誌でも、後ろのほうにある酵素ドリンクなんかに目が釘付けになったりして。アラフォー世代は体調も少しずつ変化し、疲れを感じやすくなる。だから、サプリや健康食品への興味が急に現実的になってくるのです。
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【スポーツを見ているとファンだった選手がコーチや監督になっている】
▽追っかけしていたサッカー選手、この前久しぶりに試合みたら、監督になってるし!(Mさん/42歳)
▽私のアイドルは結婚して子どもが成長して、その子どもがアイドルになっている…(Nさん/44歳)
…わたしは野球ファンですけど、気付けば好きだった選手はみーんなコーチか監督になってます。
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【親戚の中で「序列が上」になってくる】
▽冠婚葬祭のしきたりやマナーについて、すっかりわかるようになっている。若い親戚の子の態度や服装が気になって仕方ない(Hさん/41歳)
▽親族の集まりでも、誰かが私にお茶をいれるようになった(Sさん/40歳)
…座っていても、誰かがお茶を運んでくる。立派な「親戚のおばちゃん」です。すみっこで初々しく働いていた新婚時代はすでに遠い…。
■30代と40代での違い「ママ的には」
【食べ放題飲み放題からのカラオケの誘いにウンザリする】
▽食べ放題でわさわさしてる店にみんなで行こう!みたいな話にノリノリになれない。「ノリノリになれないんだよねぇ」とつい口にしたら「ノリノリって」と20代ママにウケてしまった。わからない…(Kさん/38歳)
▽カラオケでオールとかもう絶対無理。行っても寝てるし(Wさん/43歳)
▽最初はいいけど2時間もすぎると帰りたくなってくる(Uさん/39歳)
…ママ友仲間の飲み会ですね。だんだんとね、キツくなってくるんですね。確かに楽しいけど、二軒目三軒目なんて辛いだけ。
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【ネイルで差がつくママギャップ】
▽華やかなネイルを常にしている20代ママ。美容ネタにもついていけない。そして興味も薄れてきた(Mさん/45歳)
▽夏に塗ったまま伸びて半分以上はげているペディキュアを放置。そのうち、もっと伸びて、次の夏までに普段の爪に戻ってることでしょう…(Oさん/43歳)
▽少々、カラーリングの根本が白くなっても、見て見ぬフリで過ごせるようになった(Aさん/41歳)
…若いママって、きれいなネイルをしている人多いですね。いっぽうアラフォーになると、少々はげきても気にならなかったり、気付かなかったり。「そもそもネイルをしなくなった」という人もいました。
私は最近、自分でネイルしようとするとよく見えなくて、爪の外まで塗ってたりして…老眼鏡のお世話にならないと、きれいに塗れなくなりました。
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【気楽に子どもを親に預けられなくなる】
▽75歳の親に子守をお願いなどできない(Nさん/44歳)
▽若いママと若いおばあちゃん、仲良く買い物とかしてるの見ると羨ましい。うちも上の子の時はそうだった。8年離れて下を生んだが、今や実母は介護が必要な状況だから(Wさん/44歳)
…自分が歳をとれば、当然、親はもっと老いていく。自然の摂理ですが、淋しいものです。
■アラフォーになって「働いていると感じるギャップ」
【新入社員との年齢差に驚く】
▽わかっていても、新入社員が22歳です、と高らかに宣言すると、うわー、まだ22か!!!と思う(Iさん/41歳)
▽私は早くに息子を産んでいるので、若い社員が23歳と聞くと、え、うちの子とひとつしか違わないのかと愕然とする(Tさん/44歳)
▽取引先で新人さんと世間話をしていたら、お盆に帰り「成人式やるんです、田舎だからその時期に」って。ええええ、いくつよ? その後、専門学校卒だとそーいう年齢もアリとわかって、ショックを受けた。だって私は娘の成人式の着物のために、今回のボーナスは貯蓄しなくちゃ、と思ってたところだから(Fさん/45歳)
…職場でも気付けば「へたしたら、わが子と新人君のほうが年齢が違い」なんてことにもなりうるわけです…。
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【「あの子って」と子ども呼ばわりしてしまう】
▽「あの子にプロジェクトの記録をやってもらったら」とか、つい言っている。子どもじゃないのに、ついつい子ども呼ばわりしているので本当に気をつけようと思ってます(Rさん/38歳)
▽若い後輩の子に噛んで含めるように説明している自分。まるで小学生のわが子と話している気持ちになる(Oさん/43歳)
▽ファックスしたことがない子がいてビックリした。いや~、まさかファックスの操作方法まで教えなくてはならないなんて。で、教えたら「すばら!」と返された。ずぼら、と聞こえた私の耳も老化中なのか…(Nさん/42歳)
…ひと昔前に「新人類」なんて呼ばれていた人たちも、今や立派な管理職。というわけで、職場のジェネレーションギャップは激しくなるいっぽうですね。
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【何かとことわざや慣用句を使った「訓戒」をしてしまう】
▽新人の頃(じじくさ)と思っていた、上司の説教。でも私も「先んずれば人を制すって言うでしょ?」なんて話をしている。しかも自分の話に悦に入っているときがあって、これはもしや、あの時の(じじくさ)上司と同じでは、と思ったりする(Oさん/43歳)
▽後輩のミスを指摘していて、気付くと30分以上同じことを繰り返し話していた。端的にわかりやすく説明してあげよう、と常に思っているのに、なぜか長話をしてしまうのは、これも老化現象のひとつなのか(Rさん/41歳)
▽この頃、部下や後輩と話すときに腕を組み、足を組んで座ったままのことが多いとふいに気付いた(Tさん/43歳)
…そうそう、年齢があがると共に「ことわざ好き」「四字熟語好き」が増えるんですよ。無意識のうちに「ちょっとだけ小難しい感じで話す」ようになっている。哲学とか理念とか、志とかね、私の人生について後輩に語るようになったら要注意ですよ。しまいにはカラオケで「マイウェイ」「サライ」「川の流れのように」を歌うようになるでしょう…。
■それもまた人生
どうでしたか? あてはまること、ありましたか? あてはまったからといって、だから何だ、ってことですけども。でも40代、そして50代でまだ子育てまっただ中、そして仕事もしていますというママたちにも、静かに「おばちゃん化」は進行していきます。
ちょっと意識するだけで変わることもあるけれど、一生懸命努力しないと、もはやダイエットなんて簡単に成功しませんし。
抗うのも大切だけど、この頃、私は「それもまた人生~♪」と思ったりしています。まさにアラフィフの道まっしぐら、です。ちなみに、アラフォーとアラフィフにも「壁」があるんですよ!
(まいどなニュース/BRAVA編集部)