「大抵の部下って別に伸びたくないんですよね」…“企業組織の真理”をついたコンサル管理職の至言に共感続々
「伸びたくない人」の存在がSNS上で大きな注目を集めている。きっかけになったのはUさん(@capital_u_)の「勘違いしてる人多いと思うんですが、大抵の部下って別に伸びたくないんですよね」という投稿。
そう、日々学習やコネクションの拡大にいそしむ向上意欲ある人々からは想像もつかないかもしれないが、それはむしろ一部の人々。世の中のたいていの人は現状維持を望んでおり、本音では余計な努力などしたくないと思っているのだ。
Uさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「たしかに。。それでいて給料は5兆円ほしい。」
「最近、それに気付きました。それで人生楽しいのかと思うのは個人の考えなんだなと悟りました。日本の将来が心配デス」
「上司も別に伸ばしたいわけじゃなくて、自分が仕事してる風に見せかけて出世したいだけなんだけどね」
「最近、今までは自分の周りが本当に成長意欲の高い人揃いだったのは、単純に恵まれていただけなんだと知って愕然としました。大抵の…とは申しませんが、『仕事で結果を出したい訳じゃない』人たちもちゃんと尊重できる上司にならんといかんのだと自戒しています。みんなちがってみんないい。」
など数々の共感の声が寄せられている。
Uさんにお話をうかがってみた。
ーーこれまで「部下を伸ばすための~~」などといった言説を聞かれた時、どんな感想を持たれていましたか?
U:「部下を伸ばすのではなく、あなた自身が伸びてはどうですか?」とよく思います。そういう姿も含めて部下はよく見ていますので。私自身コンサルティング会社で管理職をしていますが、部下に対して伸ばそうと働きかけることはありません。環境を与えて、後はよく見ておいてあげるだけです。
ーー「伸びたい」「伸びたくない」という人々についてそれぞれどのように感じておられますか?
U:それは各人の考え方なので好きにすればいいと思います。伸びたくない人についても、その姿勢が将来リスクになることをわかっていれば別に問題はないのかなと。ただ、一度きりの人生、何かに心を燃やしてほしいなとは思いますかね。もちろん仕事でなくても構いません。
ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
U:この投稿に関しては同意の声が多かったです。指導したがる上司とのミスマッチはどの職場にもありそうだなと感じました。
◇ ◇
読者のみなさんは伸びたいタイプだろうか?それとも…?どちらであっても個人の自由なので殊更ほめられたりけなされたりする必要はないと思うが、みんなが同じような思考ではないのだという認識だけは持っていたほうが世の中ストレスなく渡っていけるに違いない。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)