帰宅した夫のカバンの中に子猫 保護した茶トラは食欲旺盛→体重7.5キロの巨漢に、いまは減量中
■カバンに子猫が入っていた!
ふーたくん(5歳・オス)は、2017年8月22日に保護された。
千葉県に住む遠藤さんの夫は、職場を出たところで「ニャーニャー」という子猫を見つけた。車の往来が激しい場所だったので、保護したという。遠藤さんは、カバンに猫を入れて帰ってきた夫を見てびっくりしたが、驚きつつも部屋に入れてみた。その子猫がふーたくんだった。
■願えば叶うもの
ふーたくんは、シャーシャー威嚇することもなく、撫でると喉をゴロゴロ鳴らした。ごはんをあげたら、「うみゃい!うみゃい!」とおしゃべりしながらモリモリ食べたという。ケージの中に入れてもリラックスして、朝までぐっすり眠っていた。翌日、動物病院に連れて行くと、生後3ヶ月半ほどの男の子だった。健康状態はまずまず良好。ウイルス検査は陰性だった。
遠藤さんはその頃、16歳のミニチュアシュナウザーとこたちゃんという保護猫を飼っていた。
「こたが老犬相手では物足りないようだったので、弟分がいたら良いなあと思っていたのです。甘えん坊で可愛い男の子との出会いがあればいいなあと。そこへ願い通りふーたが現れました。こたとの出会いもそうだったのですが、願っていると叶うものなんですね」
夫は、里親を探すつもりだったが、見つからなければうちで飼うと覚悟していたようだった。こたちゃんとの相性も良かったので、そのまま飼うことになったそうだ。
■食欲旺盛、7.5kgの巨漢になる
ふーたくんは保護して1週間も経たないうちから「家猫感」を漂わせた。最初から先住犬とも仲良くでき、遠藤さんが願った通りこたちゃんの遊び相手にもなってくれた。
性格はおっとりしていて優しい。後に、遠藤さんがミニチュアダックスフントの子犬、ニコちゃんを迎えた時も、ニコちゃんが付いて歩いても戯れついても怒ることはなかった。面倒くさそうにしながらもニコちゃんの遊び相手になってくれるので、ニコちゃんはすっかり猫が好きな犬になったという。
唯一の悩みはふーたくんの食欲。こたちゃんはちょっとずつ食べるタイプなので留守中は置きえさをしているが、ふーたくんはそれを食べてしまう。茶トラ猫は大きくなるというが、ふーたくんは一時7.5kgの巨漢になってしまった。獣医師からダイエット指導が入り、1年で1kg減量することに成功。遠藤さんは、なんとかこのままキープしたいと思っているそうだ。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)