軽いノリで言った夫の一言→妻が怒涛の如く反論 SNSで共感、9万いいね「奥さまの言う通り」
夫が軽いノリで言ったセリフと、それに対する妻の怒涛の反論がSNS上で話題になっています。
僕「子供産んでみたいな!」
妻「あのね月に1度やってくる生理という拷問に耐え、何億人といる中から奇跡的な出会いがあって恋に落ち、10カ月間の禁酒と腰痛と厳しい体重管理を経て生まれるの。加えて産後は極度の睡眠不足。『ラーメン食べたいな!』のテンションで言うな。」
やっぱり女性は鉄人だ。
こうツイートしたのはたひちさん(@tahiti_7_tahiti)。たひちさんの率直な願望に、奥さまの鋭い切り返しが話題になり、「いいね」は9万件を超えました。
「男性には耐えられないっていいますもんね。ボクが両親学級に参加した時、妊婦さんの気持ちになるために妊婦体験をしました。7キロの重りをつけてみましたが、マジでヤバかったです」
「お、く、さ、ま、の、い、う、と、お、り」
「男性は出産の痛みに耐えられないとよく聞きますよね!うちは3人の子どもに恵まれましたが、流産経験もあり、妻の頑張りを見てきて、すべてのママへ本当に尊敬しかないです」
「子供欲しいって安易に言われるのもこれと同じ思考回路になる」
と、SNS上には奥さまに共感する声が集まりました。
投稿者さんに話を聞きました。
ーーなぜ「子供を産んでみたい」と思われたのでしょうか。
「これは単純に、自分の中に『命が宿る』という経験をしてみたかったのです。女性しかできないことなので、どういう感覚なのかと。妻の妊娠の様子を見ていたので、肉体的にも精神的にも辛いということは、もちろん理解していました。しかし、自身が経験することはできないので、本当の辛さは分からないと思っています」
ーー奥さまへのサポートは?
「目の前でお腹が大きくなり苦しむ妻を見て、他人事と思ったことはありません。できる限りのサポートはしてきました。実家や義両親にもほぼ頼らず、妊娠期間から出産そして育児まで二人三脚で乗り越えてきました」
ーー苦しみも含めて「産みたい」と思われたのでしょうか。
「妻に言われて、『あぁそうだった。あの大変な時期を忘れていた!』と思い出しました」
ーー今でも産んでみたい?
「そうですね。やはり経験をしてみたいという気持ちはあります。リプしてくれた人が、生理痛や陣痛の痛みを体験できる場所があると教えてくれました。是非体験してみたいなと思っています。そうすることでより共感できる部分が増えるのではないかと思っています」
ーー「女性は鉄人」という発言が、「女性は鉄人じゃない、人間だ」と波紋を呼んでいます。
「妻は、出産後も育児と家事をこなし仕事までしています。『世の中の女性方はすごい!』こう単純に感動した気持ちが鉄人という言葉になりました」
ーー男性も大変なことはありますよね。
「女性は、ここまで男女平等が騒がれていても『育児と家事に熱量を注ぎなさい』という社会のプレッシャーを感じることが多いでしょう。一方で男性は、仕事をすれば高く評価され、女性と同等レベルの家事育児をするだけで「イクメン」と称賛されます。それって普段女性(母親)が日常的にやっていることなのに、どうしてここまで評価をされるのだろうか?と思います」
ーー育児や家事についての考えはいかがですか。
「男女平等な社会を生きるという点においては、やはり女性の方がまだまだ大変で課題が多いのかなと思います。ただ、円安で物の値上がりが続き、給料もさして上がらない今の日本では誰もが毎日を生きるのに必死ですよね。みんな大変だと思います」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)