「この飲食店、ヤバい..」と感じたら→さりげなく退店できるライフハックが話題 

飲食店に踏み込んだものの、どうにも思ったイメージと違った…そんな時、気まずい思いをせずさりげなく退店できるライフハックがSNS上で大きな注目を集めている。

「飲食店に入ってから『この店はやばいな...』と思ったときは、店内に誰かを探すフリして『あー、~さんはまだ来てないのか』と独り言をつぶやいて、店員に会釈して帰るワザがあります。これを覚えておくと入店しても、さりげなく帰れます。」とそのワザを紹介したのは元自衛官で文筆家のぱやぱやくんさん(@paya_paya_kun)。

気に入らなかったのではなく待ち合わせた人がいなかっただけ…自分にも、お店にも優しいぱやぱやさんの発想に対し、SNSユーザー達からは

「やばさの意味合いにもよりますが……。以前、街中の隠れ家的な常連しか来ない飲食店で働いていた時があり、ふらっと寄って来たお客様が気まずそうでした。そのような演技をして去ってくれた方がお店としても有難いです。」

「高校生の時に4人で入った飲食店が怪しさ満点だったので、みんなでどうやって出ようかと話し合ってた時にとっさに自分が中国人のフリをして適当な口調で喋ったら友達も合わせてくれて外に知り合いがいる!って感じで喋りながらお店から出て来たのを思い出した…」

「昼すぎに小汚い店が美味いんだよなと思いつつ入っためし屋に入ったとたん店主がタバコ吸いながら新聞読んでて『だれ?何か用?』て言われて止めようと一瞬思ったけど頑張って『やってますか?』と聞いたら『えっ!お客さん?えっ!』と慌て出したので咄嗟に『あっ!やべっ携帯忘れた!』て言って逃げた」

「メニュー見せてもらってから『すみません。やっぱりやめます』と言って堂々と帰る私。。」

などさまざなま声が寄せられている。

■投稿者に聞いた

ぱやぱやさんにお話をうかがってみた。

ーーこのワザを習得された経緯をお聞かせください。

ぱやぱや:私はチェーン店よりも個人経営のお店が好きで、よく巡っています。ただ「外から中の様子が見えない」といったタイプのお店に入店すると「しまった!」ということに出会います。こういったお店にはクセが強そうな人や幸が薄そうな人が働いているので、相手を傷つけずに当たり障りなく帰りたいと思い、この技を身につけました。

ーーぱやぱやさんが「やばいなー」と感じるポイントをお聞かせください。

ぱやぱや:まず、店の入り口付近が汚いことです。会計レジ周辺に書類が乱雑にあったり、埃が積もっていたら要注意です。こうした書類を整理整頓していない店は、衛生管理に不安が残ります。

次にお客さんが誰もいないことです。たまたまいないこともありますが、店主などが暇を持て余してテレビや漫画を読んでいたら赤信号です。

他にもカウンターの上に私物が置いてある、店主の顔が死んでいるなどの特徴もありますが、違和感を覚えたら「あれ~、まだきてないのか」と帰ってしまうのがベストでしょう。

ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。

ぱやぱや:帰りにくさを感じる方が一定数いるようで、今回の反響には驚きました。リプライ欄には「電話が鳴ったふりをして帰る」などの技も紹介されており、私自身も勉強になることが多かったです。

◇ ◇

読者のみなさんも微妙なお店に入ってしまった時はぜひこのライフハックを活用していただきたい。

なお、今回の話題を提供してくれたぱやぱやくんさんは8月26日に新著「弱さを抱きしめて、生きていく。 自己肯定感低めの元幹部自衛官が教える『心が疲れない54カ条』」(PHP研究所)を発売。自衛隊由来の心を回復させるメンタルハックや気持ちを切り替える技術、自身の弱さを見つめ直したことで得られた知見を紹介した良著なのでぜひ一読いただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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