「利益2万円しかないので値引き無理です」→「なら2万円値引きしろ」→「他店でどうぞ」 中古車店に現れた謎客
「利益2万円しかない車なので値引きできません」「なら2万円値引きできるでしょ」。ほとんど利益が出ない格安の中古車に対して、さらに利益分を値下げするよう求める客に困惑する訴えが話題を呼んでいます。北海道札幌市の中古車販売業「Reuse4」(@reuse4_reuse4)さんでは20~30万円で販売する中古車に対し、しつこく値下げを求められることがあるといいます。「他のお店で買ってください」と伝えても粘る客も珍しくないといい、「宇宙人が増えてる」と嘆きます。Reuse4さんに聞きました。
■20~30万円の中古車をさらに値切ってくる
ーーわずかな利益分を値切るよう求められるケースはよくあるのでしょうか。
「20~30万円クラスのミニバンやコンパクトカーでよくあります。うちは小ぎれいな店じゃないので、男性客ばかりですが、値引きにこだわられるケースだと60代、70代の方が多いです。人によりますが長い方は10分以上は粘ります」
ーー投稿が反響を呼んでいます。
「投稿したことようなことは日常茶飯事です。当社で作業(整備・買取等)がでないことを伝えると、クチコミに悪い評価を入れられたりします」
◇ ◇
Reuse4さんは創業時、無理な値下げにも頑張って対応するよう努めていた時期もあったといいますが、過度な値下げを求める客が後を絶たず、「変なお客さんに取られる時間を、いいお客さんに振り向けるようにしている。そうすると、売り上げが伸びてきた」と経営方針の変更が業績向上につながりつつあるといいます。無理難題を迫られるお客さんに対応するより、気持ち良い取引ができるお客さんを大切にする方が持続可能な経営になるのかもしれませんね。
(まいどなニュース・伊藤 大介)