懐かしすぎるゲーム機をウェディングケーキに、夫婦のゲーム愛で実現「他に選択肢がありませんでした」
「クオリティが高すぎる」と、とある結婚式のウェディングケーキが1万いいねもの話題を呼んでいます。その形はとってもかわいい…ではなく、とっても精密な「メガドライブ」ケーキです。
「メガドライブ」とは、1988年に「セガ」から発売された家庭用ゲーム機。当時の画期的な性能に注目があつまり、発売から長い月日が今も多くのゲーマーに愛されています。
そんなゲーム機が今回、なんとウェディングケーキに。黒塗りで精巧に作られたビジュアルは一見ケーキとは信じ難いクオリティで、参列者であるNAGASEおじさんさん(NAGASE_FC3S)のツイートには驚きの声が集まっていたほか、なんと「セガ」公式アカウントから「おめでとうございます!」のリプライも。
新郎であるさとさん(@t3a1n0a4s4a2t8o)にお話を聞いたところ、新郎は30歳、新婦は27歳だそう。いわゆる「メガドラ世代」ではないものの、親戚の叔父さんが所持していた「ドリームキャスト」の「ソニックアドベンチャー」に幼少時に大ハマりし、セガ愛に目覚めたそうです。
ケーキを載せたツイートにはさまざまな年齢考察が集まり、「おじさん世代とか40代とか書かれてるのを見て、すみません…世代じゃなくて…(笑)」とさとさん。途中にはさまざまなアイデアが出たものの、「ケーキを考える段階でメガドライブというアイデアは揺るぎませんでした。何よりソニックをどこかに入れる事を一番の中心で考えていたので他に選択肢がありませんでした」と話します。ちなみにケーキの外側は着色されたおいしい生クリームなので、味わいもばっちりだったそうです。
打ち合わせにはメガドラタワーの実機を持ち込んだそうで、ACアダプタ接続端子・AVケーブル接続端子など細かな点まで再現されています。
その甲斐あって、さとさんいわく「奥成洋輔さん(メガドライブミニ開発者)などから、本体裏のコネクタの造形を評価していただけて…。お披露目前にパティシエから念を押された箇所でしたので、それがメガドライブミニ開発者ご本人に評価して頂けたのは嬉しかったです!」なんてサプライズもあったそうです。幅広い層からゲーム愛が感じられる、素敵な結婚式の話題でした。
(まいどなニュース特約・あさい あやね)