「大好きだっただけに健気すぎる」虹の橋のたもとに旅立ったハスキー犬に、寄り添う猫が切なすぎて涙…「お別れはさみしいよね」「背中が悲しい」
「大好きだっただけに健気すぎる 見てる親父は涙が出ちゃうよ」
虹の橋のたもとに旅立ったワンちゃんに寄り添う猫ちゃんの写真がTwitter上で話題になっています。投稿したのは、ふたりの飼い主「きがやん」さん(@husky_grace)。
ワンちゃんは、シベリアンハスキーのグレースちゃん(雌)。9月25日に15歳の誕生日を迎えた2日後に息を引き取りました。そして…目を閉じるグレースちゃんの首元に顔をうずめる写真の猫は、7歳のモナコちゃん(雌)。また遺影を見つめる後ろ姿も彼女です。
そんなモナコちゃんの姿に切なくなる人たちからたくさんのコメントが寄せられました。
「切なすぎて涙です」
「沢山楽しい思い出があるだけに、お別れはさみしいよね」
「二人(ワンコとニャン)は、心で繋がってるね」
「この写真からもどれだけ絆が深かったのか伝わってきます」
「背中が悲しいですね」
「猫ちゃん グレースちゃんと何を話ししてるのかな 寂しいよって言ってるのかな」
多くの人を泣かせたモナコちゃん。いなくなってしまったグレースちゃんのことをどう思っているのでしょう? 投稿した飼い主さんに聞きました。
■15歳の誕生日を迎えたばかりのハスキー犬 猫にとって“ママ”のような存在だった
--グレースちゃんが亡くなるまでの様子は?
「8月末より突然、食を取ることがなくなりました。まだ元気だったので散歩はしてたんですが、9月3日に突然腰が抜けるように倒れました。その後、一時持ち直したりしたのですが…点滴などを繰り返したものの、日に日に衰弱。でも、25日の誕生日だけは公園で過ごし、元気な姿見せていました。その翌日より急に体調が落ち込み27日に息を引き取りました」
--15歳のお誕生日まで生き抜いたんですね…今回話題を集めた写真ですが、目を閉じるグレースちゃんに寄り添うモナコちゃんがとても切ないです。
「動かなくなったグレースでしたけど、グレースの匂いがあるため、いつでもそばにいましたよ。夜なんかは足元で遺体が傷まないようにするため、エアコンかけた寒い所でずっと添い寝してたんです」
--荼毘に伏されて骨となって戻ってきたグレースちゃん。遺影を見つめるモナコちゃんの後ろ姿には涙が出ました。グレースちゃんの死を何となく感じ取っていたのでしょうか…。
「分かるのか分からないのかですが…モナコにとって、一番大好きで一番甘えられた存在。そんな変わり果てた遺影を見る姿には毎日泣かされます」
--モナコちゃん、今はどんな様子?
「グレースがなくなったころは猫たちみんなが遺体のそばにいました。1週間経った現在は現状を受け入れてきたようです。ただ、モナコはいつのときでも思い出すと庭を窓から見て泣いているように感じます」
--グレースちゃんとモナコちゃんとの出会いは。
「モナコとグレースの出会いは、SNSで知り合った福島の友だちから『子猫迎えませんか?』と言われ、グレースとともに迎えにいったんです。その後はグレースがモナコのママ代わりで育ちました」
--グレースちゃんはモナコちゃんにとってママだったんですね。大切な存在…そんなモナコちゃんに慕われたグレースちゃんはどんなワンちゃんでしたか?
「グレースは幼少期は活発な子でしたが、ブリーダーに言わせると赤ちゃんのころは『おっとりした性格なようだよ』と聞かされていました。2歳のころから犬ぞりの練習を始め、たくさんの犬ぞり大会・サイクルレースに出る頑張り屋さん。12歳までレースに出て、この夏前の散歩帰りでも走り出すといった、走ることが大好きな子でした。15歳超えてハスキーの季節になったらまた走る姿見るのを楽しみにしてたんですがね」
モナコちゃんにとって、ママのような存在だったグレースちゃん。ふたりの心の絆は今もつながっているはずです。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)