ダイハツ車のドア取っ手に指をかけると…ドアハンドルが真っ二つ! 製造元に聞いた
乗用車のドアハンドルの破損事例がSNS上で大きな注目を集めている。
「ギャーース!!!車!!車のドアの取っ手!?とって!割れた!!!割れんのこれ!?」と壊れたドアハンドルの写真を投稿したのはみのむしまろさん(@minomushimaro)。
いつも通り指をかけただけなのに、見事に真二つに割れてしまったドアハンドル。そのショッキングな光景に、SNSユーザー達からは
「もしかしてダ◯ハツ車ではありませんか? 私も周りの知人数名も割れたことがあります」
「こちらダイ〇ツ ム〇ヴですが後ろの両ドア折れて片方は全滅致しました リプ欄でもありましたが壊れやすいものは壊れやすいみたいですね」
「自分、元々ダイハツのMove乗っていて1度取っ手がバキッといって取れました…その割れた取っ手のみ交換して頂けましたが、元々割れやすいみたいです」
「パキッといっちゃってるーこんなことあるんですね…初めて見ました…!」
など数々の驚きの声、同様の事例があったというコメントが寄せられている。
みのむしまろさんにお話を聞いたところ、この車両はダイハツ製の軽自動車。
SNS上ではダイハツ製ドアハンドルの破損事例が多数確認できる。みのむしまろさんの場合、14年間使用し、うち8年は野外の駐車場に駐車していたということだったが、使用した年数や環境はドアハンドルの破損と因果関係があるのだろうか。
ダイハツ工業株式会社に話を聞いた。
ーー今回話題の投稿以外にもSNSで「ダイハツ ドアノブ」等で検索すると複数件の破損事例が見受けられました。ドアハンドルの破損事例についてどのように把握されていますでしょうか?破損の要因として思い当たること、これまでに講じておられる対策についてお聞かせください。
担当者:この度は弊社製品における事例についてご心配をお掛けして、申し訳ありません。当該車両のドアハンドルにつきましては、造形の自由度を確保すること軽量化等の観点から材料として樹脂を使用しております。
この樹脂は、自動車部品に限らず、特に屋外で使用する樹脂製品においては、材料自身の経時変化や、繰り返しの様々な入力により強度が低下することが一般的に知られています。当該ドアハンドルにつきましても例外ではなく、それが主な原因と考えられる破損が、一部車両で発生していることを把握しております。
現在生産している車両については、樹脂の強度低下を抑制する材料を添加するなどの改善を行ったドアハンドルを採用し、耐久性を大幅に向上させております。
加えて、ドアハンドルを破損されてしまったお客様のご負担を少しでも軽減できるよう、交換用修理部品の価格を低く抑える施策を展開してきております。
今後も弊社車両を今後更に長くお車をお使いいただけるお客様におかれましてご心配をされるような場合には、ぜひ最寄りのダイハツ販売会社へご相談いただけますと幸いと考えております。
◇ ◇
ドアハンドルが劣化、破損するとは思わず自動車を使用している人は多いだろう。ドアハンドルに劣化の可能性があると思い当たる方はくれぐれも怪我に注意し、もし破損があった場合は速やかに最寄りのダイハツ販売会社に問い合わせていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)