そば店で昼酒中のおばあちゃん2人組 繰り広げるエンタメ談義が深オモロすぎ!「席が立てない」「こんな生き方したい」
ツイッターユーザー「ちまき」さん(@agumilk)はある日、東京都内にあるチェーンのそば店で2人組の高齢女性と居合わせます。何気なく聞こえてきた2人のトークに引き込まれ、その場で自身のツイッターを更新します。
「そじ坊でお昼からお酒飲んでるおばあちゃん二人が、爆笑問題とか伊集院光のラジオの話からお互いのおすすめラジオの話になり、最終的に『稲垣吾郎が意外と喋りがうまい』『見たい舞台があるならすぐ見に行くべき。死ぬから』という意見で一致していて、話が興味深すぎて席を立てない」(ちまきさん投稿より)
投稿を読んだユーザーは、高齢女性2人の生き方をうらやましがる人、こんな老後を送りたいと憧れる人、稲垣吾郎さんのラジオ番組は面白いと共感する人などの反応に分かれました。
■「平日はここにいますか」聞けない…聞きたい…
得難い経験をしたちまきさんに話を聞くと、2人の印象はとにかく「話すテンポがいい! ひんぱんにお酒を注文していて元気!」。
「商業施設の中によくあるチェーン店ですが『安くておいしいわ』と2人で感想を言い合いながら、さらに店員さんに料理の感想を伝えているのが聞こえて、自分が食べてる蕎麦までよりおいしく感じました。お店には他にお客さんがおらず、聞き耳を立てずともお二方の会話がずっと聞こえていました。私の背中側のテーブル席に座ってらっしゃったので、お顔は見せませんでしたが、それがまるでラジオのようで、私にとっても素敵なランチタイムでした」
他にも興味深い話題は続きました。
「ラジオで紹介されていた映画の感想や、歌舞伎を見に行ったお話など、日々、本当にいろいろなものを見て過ごされていることが会話から分かって『私も見習いたいな』『いろいろなものを吸収している分、お話が面白いんだな』と思ったのですが、お2人がどうやらスポーツクラブに通われているという話をし始めたときには、『体づくりにまで気を遣っているのか!』と思いました。ツイートした通り『舞台は見られるうちに見なければ』という内容のお話もされていたのですが、好きなものをより長く楽しむために健康を保つのはたしかに大切なことだな、これも見習おうと思いました」
実は、投稿には続きがあります。
「二人がラジオやったらいいぐらいずっと面白くて『平日にそじ坊来たらいますか?』って声掛けてしまおうかと思ったけどそんな勇気あるわけなく退店…惜しい…」(ちまきさん投稿より)
もし2人に再会することがあったら、今度こそは行動を起こすのでしょうか。
「再会したいです。お店を出る際に、一瞬チラッとお姿を拝見したら、服装までおしゃれで若々しかったです。今、私は番組制作会社で働いているので、夢のような話ですが、ラジオなどを企画できる立場になって、またお会いして『なにかやりませんか』とお声がけできたら、とても素敵だなと思います。『全然やりたくないです!』って言われたらそれはそれで、素敵だなと思います」
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仕事柄、普段からプロの話術に接するちまきさんが舌を巻くトーク力。そじ坊に足しげく通うか、稲垣吾郎さんの番組に2人を探してとメッセージを送るかーーお二人の世間話から人生訓まで、もっと聞けないものかと妄想が膨らみます。
(まいどなニュース・金井 かおる)