まもなく小学校「入学説明会」…「欠席しても大丈夫?」「下の子は連れていける?」「パパが行ってもいいの?」先輩保護者に聞いた
小学校の入学まで半年くらいになると、「どんなことを準備すればいいのか」保護者としてはいろいろ心配になりますね。まもなく「入学説明会」が行われるシーズンでもあります。公立小学校の場合、入学する年の1月~2月に行われることが多い説明会ですが、特に初めてのお子さんの場合には、どんな雰囲気なのか気になるもの。先輩ママ・パパたちの参加した経験談や失敗談をご紹介します。
■入学説明会とはまさに「入学についての説明」をする場
入学説明会とは、小学校が入学を前にした未就学児の保護者を対象に行う説明会です。これとは別に就学時検診があり(同時に行うところもあります)、また簡単な面談などを行うところもあるようです。説明会では次のような流れで行われることが多いです。
1 受付
2 校長先生などの挨拶
3 学校方針等の説明
4 入学準備について
5 入学までにお子様に身につけてほしいこと
6 PTAの挨拶・説明
…上記に加えて、学校によっては登校班や下校班についての説明やグループでの話し合い、あるいは学用品や学校指定の体操服などの注文・事前注文でこの日に受け取り、といったケースもあります。
入学説明会で特に重要なのが、入学までに親が準備するものの説明です。たとえば、防災頭巾カバーが必要なところもありますし、タブレット貸与で「タブレット用ケース」を各自で用意する場合もあります。
筆箱や筆記用具についても「鉛筆はBを使います」とか「最初はノートを用意せず、担任から指示があってから購入してください」といった、けっこう細かい指示がある場合も。
他にも、入学までに子どもができるようにしておくことや、給食費など徴収についての説明、入学当初4月のおおまかなスケジュール、欠席連絡の方法など、入学と学校生活を送るにあたって、保護者が知っておくべき情報が次々と出てきます。
さらにPTA会長のご挨拶やPTA入会の説明がある学校も多いです。つまり、入学説明会とはまさに「入学についての説明」をする場なのです!
◇ ◇
▽小冊子のような資料に詳しく、筆箱やノート購入、ランドセルにつけてよいキーホルダーについてまで指示やアドバイスが書いてあって、入学用バイブルみたいだった。逆に言うと、これさえあればいいわけで、どうしても欠席する場合には知り合いに頼んで説明会の資料だけはもらう、または学校に連絡して後で頂いたほうがいいです。(Mさん)
▽PTA会長の話が長かった……ああ、これが小学校なんだ、保育園とは違うなぁとしみじみ思った説明会。(Aさん)
▽初めての子なので、小学校説明会で入学に必要な準備や学校生活について詳しい話を聞けて安心できた。平日だったので半休をとったが、それでも行ってよかったと思う。とはいえ、このあと入学式から5月くらいまで怒涛のように「半休」「有給」を取りまくることになり(保護者会とか懇親会、さらに子どもが緊張からか体調を崩しがちで)、「小1の壁」ってこういうこともあるんだなぁと感じている。(Uさん)
■「持ち物は?」「服装は?」…入学説明会当日のポイント
【入学説明会での持ち物】
・ペンなど筆記用具
・メモ帳
・上履き(スリッパ)
・脱いだ靴を入れる袋
資料やお手紙に直接書き込めるのでメモ帳は必須ではありませんが、ひとまず、筆記用具とメモできるものは持参すると安心です。多くの学校では体育館や図書室などで説明会を開催しており、スリッパや上履きが必要です。
土足で入れる小学校なら別ですが、小学校では「保護者の上履き」が必要な場面が多いので、ひとつ揃えておくといいでしょう。
もし当日に学校指定品などの販売がある場合には、ある程度まとまった金額が必要です。先に配布される手紙等で販売される品と金額が書かれているはずなので確認し、必要なお金をお釣りがないように用意しておきましょう。それでも実際に見てプラスして購入ということもあるでしょうから、多少の余裕をもってお財布にお金を入れておいたほうが安心ですね。
さて、服装ですが公立小学校ではけっこうバラバラです。しっかりスーツ着用の人もいれば、ジーンズにセーターという人も。地域のカラーもあるので、気になるようなら前年度に参加した人や保育園・幼稚園の先輩ママに聞いてみるといいかもしれません。しかし、説明会での服装は特に気にしすぎなくて大丈夫です。全体的にはカジュアルなスタイルが多い印象ですね。
入学説明会ですが、最近はパパの姿も増えてきました。説明会の多くは、平日開催のため共働き家庭にとっては、どちらか都合がつく方が行くケースが増えているのでしょう。
◇ ◇
▽ショッピングモールへ行くくらいの服装。きれいめのセーターにパンツスタイルで。1月後半でしたのでコートを着用。体育館は寒いと聞いていたのでパンツの下にタイツでしたが、上履きに履き替えたら足先が寒かった!(Kさん)
▽会社を早退して行ったのですが少々遅刻。上履きを忘れてしまい、しかもすでに学校のスリッパはない状態で、スカートにストッキングでとにかく下半身が凍るかと思うくらい寒かった。そしてうっかりブーツで行ってしまい、脱いだ靴は自分で持って体育館に入るので、ロングブーツを持て余す大失敗…。(Wさん)
▽資料やパンフレットみたいのが多いので、サブバッグやエコバッグを持っていると安心(Yさん)
▽私(父親)が出席したが、思ったよりお父さんの姿もあってビックリした。うちは11歳、年が離れた子がおり、長男のときも私が説明会に行ったものの、男性の姿はほぼなく、居心地が悪かった。男性といえば自営業の人くらいと思っていたが、仕事の合間に抜け出してきたらしいビジネスマンの姿もあり、だいぶ変わったなという感じ。お父さん、あまり心配せず、普通に参加すれば大丈夫です。(Oさん)
■誰も知り合いがいなくても…
小学校説明会は、特に初めてのお子さんの場合には、準備するものなど詳しい説明があるのでできれば参加したいもの。とはいえ、体調不良や仕事が休めない、代理の人も頼めないこともあるでしょう。
特に必要なのは資料、もし学用品や体操服などを注文している場合はその受取があるので、欠席時にはこれらを後日受け取れるよう学校に連絡しておきましょう。
子どもと一緒にという指示がない限り(学校によっては、説明会当日に健康診断や面談をするところもあるので)、平日で幼稚園や保育園にあずけている時間帯であれば、入学する子どもは連れていきません。時間帯によって子どもがいる場合には連れていくことは可能なはずですが、特に預かってくれるとか遊ぶ場所は用意されてはいません。
下の子は連れてきても全く問題はありませんが、泣いたり飽きてしまった時にすぐ出られるよう、後ろや端に座るといいですね。
…ところで誰も知り合いがいないことを気にかけている方もいるかもしれません。しかし、心配いりません。
上にお子さんがいるママや幼稚園・保育園のママ同士で固まっているパターンもありますが、ひとりで来て、話を聞いてサッと帰るママもそれ以上に多いですよ。席が隣になった人と、「今の説明わかりました?」「学校指定の上履きのことですよね?」と、なにげなく会話になることもよくあります。入学してからでも保護者会や行事などで自然に話す機会があり、小学校でのママ友もそのうちできるでしょう。
◇ ◇
▽午後2時スタートだったので、幼稚園のお迎えとかぶるので困りました。結局、地域の他の小学校に行くママと説明会の日が違ったので、当日は子どものお迎えと公園で遊ばす形で互いに預けあいました。初めての子で小学校のことは全くわからなかったので、集中して話が聞けたので預けてよかったと思います。(Uさん)
▽育休中でしたので、ベビーカーの置く場所などないと困ると思い、抱っこひもで5カ月の下の子を連れていきました。ただ荷物が多いので帰りが大変でしたし、ベビーカーも畳んで外におけるようなスペースがあったので、ベビーカーで行けばよかったと後から思いました。気になるなら学校に聞いてみるといいかも。(Nさん)
▽子どもも連れて行きましたが(幼稚園で延長保育がないので預けられない)、あまり連れてきている人はいなかった。後ろの方に座り、メモ帳にお絵かきさせたりスマホをいじらせて乗り切りました。でも公立小学校では子連れの方がいないわけでもないし、赤ちゃん泣いていたり、走っている子がいたり、子どもを連れていかなくてはならないとしても、それほど神経質に考えなくても大丈夫なのでは?(Hさん)
(まいどなニュース/BRAVA編集部)