飼い主が入る隙もない? 犬の相性を心配も…取り越し苦労、出会って即ラブラブな2頭が話題

チンとチワワのミックス犬・トントン(オス・6歳)、パグとチワワのミックス犬・メイちゃん(メス・5歳)のラブラブぶりがSNSで話題です。

2頭とも同じようにチワワの血が入ったワンコですが、時差を置き一緒に飼われはじめるやいなや、全く血がつながっていないのにまるで恋人のようなラブラブっぷりを見せ始めました。飼い主さん夫婦はもちろん、お散歩中やドッグランなどで他のワンコに出会ってもトントンとメイちゃんは全く意に介さず、2頭だけの「ラブラブの世界」に浸り続けます。

■会うなりアツい抱擁を見せたトントンとメイちゃん

そもそも飼い主さん夫婦が最初に飼うことにしたのはトントンのほうでした。飼い主さん夫婦は以前にパグとトイプードルを飼っていたものの2頭とも他界。お子さんがいない夫婦なので、犬がいない生活の寂しさと悲しみは耐え難く、2頭を見送った後、しばらくしてまたワンコを飼うことにしました。

そこで見つけたのが長野のペットショップにいたチンとチワワのミックス犬・トントンでした。毛玉のような様子がかわいらしいことと、当初からパグやフレンチ・ブルドックなどの「鼻ペチャ系ワンコ」が好きだったため、迷わず飼い始めることにしました。

すぐにトントンは飼い主さんご夫婦に慣れましたが、その1年後には、パグとチワワのミックス犬・メイちゃんを別のペットショップで見つけ飼うことにしました。

2頭飼いの経験はあるものの、「2頭が仲良くできるか」について、少々の不安があった飼い主さん夫婦でしたが、その不安は取り越し苦労も良いところ。会うなり2頭は最愛の恋人を見つけたかのように抱き合ってしまいました。

■他のワンコからの威嚇に、相方を守るトントンとメイちゃん

以来、トントンとメイちゃんはわかりやすいほどに恋人らしく過ごすようになり、飼い主さん夫婦も介入できないほどの仲良しになりました。

そればかりか、トントンが飼い主さん夫婦に叱られるときはメイちゃんが飼い主さん夫婦に応戦し、その逆もまた然り。ジャーキーがほしいときは、飼い主さん夫婦にアメとムチを与えるように、2頭が協力し合い片方は吠える、片方は甘えるなどの、かわいい姑息ぶりも見せます。

また、ドッグランなどに連れていっても「2頭の世界」が完全に出来上がってしまっているため、他の犬が「遊ぼう」と寄ってきても完全無視。たまに威嚇する他の犬がいれば、相手の犬との間に割り込み、相方を守り抜くこともあります。

■トントンとメイちゃんのラブラブっぷりに学ぶこと

2頭飼いとしては超理想的なトントンとメイちゃんのラブラブっぷり。飼い主さん夫婦は、この2頭から学びになることも多いとか。

「人間の恋人同士、夫婦同士でも『相手を重んじる』ということから『どこか他人』のようになっている関係性の人たちもあります。これが悪いというわけではないですが、やはり愛し合う者同士なら、心身ともに一体になるほうが良く、嘘いつわりなく仲良く過ごすほうが心が満たされる機会が増えるように思います。トントンとメイちゃんの生活はまさにそれで、見ているだけで癒され学ばされることが多いです。

トントンとメイちゃんを飼い始めたことで、夫婦で飲みに出かける機会は随分減ったものの(笑)、それでも、私たち夫婦のほうも以前よりも仲良くなった気がします。トントンとメイちゃん、そして私たち夫婦で過ごす毎日がすごく楽しいです。

妻は『あなたより2頭のほうに長生きしてほしい』なんてヒドいことを言いますが(笑)、これからもトントンとメイちゃんがずっと仲良しでいてほしいなと思います」

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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