「本気で叱りな!」人間は空を飛べない、と教えることの大切さが話題 先輩ママからもらった助言に9万いいね
大人にとって当たり前のことでも、幼い子どもは最初から知っているわけではありません。1歳の娘さんを持ついちごちゃん(@ichigo_SandM)さんの投稿に、ツイッターで注目が集まっています。
投稿は以下のようなものでした。
「職場の先輩ママと昨日話す機会があって
『うちの子、今トトロにハマってるよ。魔女宅も一緒に見てるの!』などとウキウキで話したら突然怖い顔で詰め寄られて
『いい?一番大事なことを教えるの忘れないで。"人間は空を飛べない"ってことをしっかり教えるんだよ。飛び降りようとしたら本気で叱りな』」
アドバイスをくれた先輩ママによると、2歳ごろになると身体が成長してできることが増える一方、大人にとって当たり前のことがまだ理解できておらず、アニメや絵本などの真似を始めるといいます。
投稿で挙げられた具体例は、「傘をさして飛べばふわふわと浮くし、モップに跨がれば飛び回れる」など、ときには命の危険もある高所からの飛び降りについて。「だから飛ぼうとしたら真剣に怒りなさい、ママがすごく怖くてもう2度とやりたくないと思わせるほどに怒りなさいそれが命を守るからと、ありがたいアドバイスを頂きました」(いちごちゃんさんの投稿より)
ツイートには9.2万いいねがついたほか、ヒヤッとするエピソードも多数。
「3-4才の頃アニメの影響で本気で空を飛べると信じていたので箒にまたがり高所から飛び降り捻挫しました。痛すぎて未だに覚えてます笑」
「私は幼稚園のころ、セーラームーンが大好きで自分も飛べると思っていました ストーブの上からジャンプしましたが、見事に腕を骨折した記憶があります」
「マンションからの転落事故ってこう言う理由もあるんやな…悲しい…」
いちごちゃんさんにお話を伺いました。
■「楽しんだ上で、常識的な知識として」
ーー先輩ママからのアドバイスを受けて。
「最初は、まさかそんな、大袈裟な!と思いました。さすがに高いところや水の中は危ないということは、そのうちわかるだろうと」
ーー娘さんには?
「まだ何も伝えていません。1歳7ヶ月ですから言ってもわからないだろうと思いますし、何より夢いっぱいでキラキラした目でアニメを見ているので、もう少し夢を壊したくないなぁと思ってしまいました。いつ話すのかが悩みどころかな、とも思ってます(話すと、夢を壊されて子供が泣く、とも先輩が言ってました)」
ーーコメント欄では子どもの頃に経験した人が多かったですね。
「私も飛び降りたことがある!という意見がものすごく多くて驚きました。みなさん、一度は飛んだことあるんですね……。それとともに、『子供は本当に飛ぶので注意喚起は大事!』という共感の声が多かったです」
ーー反響を受けて、お気持ちは。
「寄せられた声がほとんど、飛んで大怪我をしたことがある、というものばかりだったので、うちの子にもいつかちゃんと言って聞かせなきゃと思いました。
ただ、アニメやテレビのコンテンツを批判したり観せないようにするのではなく、夢を持って楽しんだ上で、常識的な知識として知ってもらえるようにしたいです。教えてくれた先輩には、感謝です」
(まいどなニュース・門倉 早希)