「あったまろ~」田んぼやゴミ捨て場にいた元野良猫 保護した方が「毎日、癒やされています」
「あったまろ~」というキャプションと共にツイッターに投稿された猫の画像が話題になっています。電気ストーブの前で暖を取る2匹。淡いオレンジ色の光が、とても気持ち良さそうです。
画像を見た人からは、
「ストーブの光と猫さんの毛の色が上手く合わさって映えてますね」
「気持ちよさそう。にゃんてかわいいの」
「暖かくして過ごしてね」などの反響がありました。
投稿したのは、マルちゃん、ナナちゃん、テンちゃんという3匹の保護猫を飼っているnyaokoさん(@naokowatanabe5)。マルちゃんは田んぼで保護、ナナちゃんは母猫と一緒に保護、テンちゃんはまだ体重400gの時にゴミ捨て場で保護したそうです。nyaokoさんにお話を聞きました。
ーーーー今季、そこまで寒いとは!何県にお住まいでしょうか。
「山口県です。私が住んでいる地域は盆地なので、冬は寒く、夏は暑いんです。この日の朝の外気温は9度でした」
ーーストーブの前にいる猫の名前を教えてもらえますか。
「奥の茶色がナナ、手前のキジ三毛がテンです。朝起きて、ストーブをつけると集まってくるんです。10月19日の投稿には、マルちゃんもこの子たちの後ろのマットの上にいます」
ーー猫は寒いのが苦手ですものね。
「コタツや布団の中、陽のあたる場所で暖をとってます。窓辺とか。3匹が寄り添ってる時も多々あります。学校や仕事で家に誰もいないときは、お布団で3匹寄り添っているようです」
ーーこの子達は、nyaokoさんに保護されなければ外で寒い思いをしていたかもしれませんね。
「うちに迎えて本当に良かったです。この3匹の前に18年間飼っていた猫ちゃんが1匹いました。老衰で亡くなった時は家族全員悲しみにつつまれました。こんなに悲しい思いをするのなら、二度と猫ちゃんは飼わないと感じましたが、それから1年後マルちゃんに出会いました。人懐こく、優しくおっとりした性格で、初めて出会った日に、娘の胸に飛び込んできたんです」
ーーマルちゃんは野良猫だったのですか。
「そうです。野良だったマルちゃんが、走ってきて胸に飛び込んで来るなんて信じられませんでした。本当に抱っこやおんぶが大好きなマルちゃんに出会って、家族全員もう一度猫を家族に迎えようと決心しました」
ーーその後、ナナちゃん、テンちゃんも迎えられたのですね。
「ナナちゃんもテンちゃんも赤ちゃんで我が家に来ましたが、雄猫のマルちゃんが優しく面倒をみてくれました。今も、2匹を見守ってくれています」
ーーみんな元野良ちゃんですが、人懐っこいのですか。
「時間が分かるとは思えませんが、子どもや私が帰ってくる時間は分かっているみたいで、必ず、窓からのぞいて観ています。帰りを心待ちにしているようです」
ーー明々と照らされた猫たちの幸せそうな表情。見ているだけで幸せな気持ちになれますね。
「おっとりマルちゃん。ツンデレのナナちゃん。お転婆テンちゃん。毎日、癒やされています。子ども達も、産まれたときからずっと猫のいる生活で育ってます。人も猫も1つの大事な命。動物にふれあい、別れの悲しみも知ることで成長してきました。みんな大事な家族です」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)