「吸い込まれるような気がして…」譲渡サイトで見た保護猫の大きな目に一目惚れ 今では生活に欠かせない大切な存在
■目の大きな可愛い子猫
ごうちゃん(5歳・オス)は野良猫で、母猫と数匹の兄弟と一緒に暮らしていた。保護団体の人が全員保護しようとしたが、ごうちゃん以外の猫は取り逃したという。ごうちゃんは保護当時、猫風邪をこじらせていて、目や鼻がぐずぐずしていたが、その後動物病院で治療してもらって回復した。
千葉県に住む安藤さんは、幼い頃から犬のマルチーズや金魚、ハムスター、保護猫など、いつも何かしら動物が家にいて、大の動物好きになった。猫を飼いたいと思いペット可物件に引っ越し、生活にもゆとりができたので、譲渡サイトで猫を探していた。
「譲渡サイトにはたくさんの猫が掲載されていましたが、引き取りに行くのならなるべく猫ちゃんの負担が少なくなるように、自分の住まいに近いところで募集をしている子に限定しました。写真で見たごうの目がとても大きくて、吸い込まれるような気がして一目惚れ。お見合いをすることになりました」
■このお家なら大丈夫だにゃ
2017年8月初旬、安藤さんは保護主の家までごうちゃんに会いに行った。ごうちゃんは隠れてしまって出てこず、触ったり抱っこすることはできなかった。しかし、写真で見た第一印象の通り可愛くて、譲渡してもらうことになったという。
8月25日、保護主が安藤さん宅にごうちゃんを連れてきてくれた。その時もごうちゃんはすぐにソファの下に隠れて、一日中出てこなかった。
「保護主さんから、あまり無理に触ったり追いかけたりしないで、そっとして様子を見るようにアドバイスしてもらったので、その日はそのままそっとしておきました。でも、翌日、少しおどおどしていましたが、ソファの陰から顔を見せてくれるようになったんです」
ごうちゃんはごはんを食べ、水を飲んで、「この家の中は安全」と分かったようだった。安心したのか安藤さんの横に寝転がったり、膝の上に乗ったりするようになった。その後、家の中を探検していたそうだ。
ごうちゃんは猫だが、ちょっぴり鈍臭い。
「キャットタワーやキャットステップもおっかなびっくりで、慎重に登ります(笑)」
再び始まった猫との暮らし。安藤さんにとって猫は、毎日の生活に欠かせない大切な存在なのだという。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)