「どうしたらいいんだろ」庭に迷い込んできた子猫 飼い猫も窓から見つめて…「猫好きの家を猫は知っている」
「庭に子猫ちゃんが一人ぼっちで迷い込んできたよ。どうしたらいいんだろ」
こんなつぶやきとともに、1枚の写真をツイートした「グミちゃんFamily」さん(@Family37905169)。そこに写っていたのは、庭にひとりぼっちでたたずむ子猫の姿…その様子を窓越しから黒猫が見つめています。3万超のいいねがついた話題の写真について、投稿者に聞きました。
■「親猫が近くにいるのか? これから寒くなるし心配ですよね…」
写真は、子猫が「グミちゃんFamily」さんの庭に迷い込んできたことに気付いて撮影したもの。飼い猫の黒猫グミちゃん(生後8カ月・雌)も部屋からのぞいていたとか。そんな状況に「どうしたらいいんだろ」と思いながらツイートしたといいます。
「親猫が近くにいるのか? 子猫ちゃんだけなら気になるところです これから寒くなるし心配ですよね…」
「もともと気になってた子なら親がわざと置いてった可能性もあるかな」
「猫好きの家を猫は知っている」
「NNネットワークでこのおうちが選ばれたのかもですね 優しいおうちだよと」
「美しい子猫ちゃんです!先住猫ちゃんもお待ちかねのようですね」
「可能であれば是非とも家族にしてあげて欲しいです」
投稿には、子猫をおうちに迎えてほしいとの声や、ちまたで噂の猫好きのところに猫を派遣する猫派遣組織「NNN」(ねこねこネットワーク)の仕業ではないかなどと、さまざまなコメントが寄せられています。
この後、子猫はどうなったのでしょう? 投稿したグミちゃんの飼い主さんに聞いてみました。
■姿を消した子猫・・・「もしひとりぼっちで困ってたらおうちに迎えたい」
--お庭に迷い込んできたという子猫ちゃんに気付いたのは。
「11月3日の午前11時ごろのことです。グミちゃんがお庭に向かってニャーニャー鳴いているので初めは虫がいたのかと思ったのですが・・・庭からもニャアと鳴き声が聞こえたので子猫に気付きました。おそらく3分くらいはふたりでニャーニャー会話していたと思います」
--子猫ちゃんを見掛けたのは初めて?
「実は、この4日前にもこの子含めて子猫ちゃん4匹がぽてぽて歩きながらお庭を横切って行ったのを目撃しました。かわいかったのでそっと様子を見ていたら庭から出た所で母猫がいたんです。そのときは一生懸命お乳を飲んでいました」
--母猫がいたんですね。今回はひとりぼっちだったと・・・迷い込んできたときの様子は。
「うちのグミちゃんと会話した後、小さな虫をぴょんっと跳ねて捕まえたり、窓に近付いて日の当たるところに来て日向ぼっこをしたりしていました。時間でいうと5分弱くらいはお庭にいたと思います。でも、私がお庭に出たら警戒して逃げてしまいました・・・」
--今はどこかに行ってしまったという子猫ちゃん。保護する予定だそうですね。これまで保護猫団体さんに相談されたり、おうちにお迎えすることを反対していたご家族を説得されたりしたそうですが。
「はい。猫を飼い始めて日が浅いので猫の生態の知識があまりなく、この日も母猫が近くにいると思ったので様子を見るべきか保護すべきか悩みました。Twitterの猫好きさんたちからたくさんのアドバイスをいただいて、子猫ちゃんがひとりぼっちでいることは命の危険があると知り、保護しようと思ったんです。そこで先住猫の時にお世話になった保護団体さんに相談し、飼う飼わないにしろとにかく小さな命を守ってほしいと言われ、発泡スチロールの簡易的な家の作り方や保護の仕方などを教えてもらいました。また家族には、しっかりお世話をすることや2頭飼いのメリットなどを伝えて説得しました」
--先住猫のグミちゃんも子猫ちゃんにとても興味がありそうでしたね。
「グミちゃんは譲渡会のサイトで一目惚れをして、おうちにお迎えした子です。お庭に子猫ちゃんが来たとき、グミちゃんも気になってる様子でニャーニャー鳴いていました。でも警戒するとか怒る仕草はなく、興味津々な様子でした」
--お庭に迷い込んできた子猫ちゃんですが、母猫の元に戻ったのか、それともひとりぼっちでさまよっているのでしょうか・・・心配ですね。
「そうですね。日向ぼっこしに遊びに来たような様子でしたが、もしかしたらおうちの中に入れてほしかったのかなと思います。判断が遅くなってどこかへ行ってしまったのですが、もしひとりぼっちで困ってたら温かく迎えたいのでまた家に来てほしいなと思います」
※取材した数日後、庭に置いておいたご飯を食べに来た子猫を保護したそうです!
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)