「48歳のおじさんの誕生日なんて…」 メッセージプレートは「おれ」、寂しい誕生日と思いきや笑いで祝う
子どものころは誕生日が来るのを楽しみしていましたが、大人になったら…みなさんは年に一度の誕生日をどんなふうに過ごしていますか。家族や恋人、友人たちとお祝いする人もいれば、豪華なソロ活パーティーを楽しむ人もいるでしょう。あるアラフィフ男性は自らの誕生日に、哀愁を感じさせる投稿をして話題になりました。
バイク好きさん(@vmax1700shiga)は、Twitterに「48歳のおじさんの誕生日なんてこんなもんですよ、、、」と投稿。いちごのホールケーキのバースデープレートには「おれ」と書かれていました。「こんなもんですよ」×「おれ」ときたら、なんとなく寂しい誕生日を想像してしまいますが、どんな誕生日だったのでしょう。
投稿者さんにお話を聞きました。
ーー単身ですか?
「嫁と二人暮らしです。20歳の息子が1人いますが、専門学校へ行く為、名古屋で別に暮らしています」
ーーお誕生日ケーキ、自分用に注文されたのですか。
「実は当日、仲間内の飲み会がありまして手土産に甘いものを買っていたのです。でも、どうせなら友人に強制的にお祝いして貰おうと、自分で買った次第です(笑)」
ーープレートに、「おれ」と書いてもらった理由は?
「店員さんに『お誕生日用ですか?』と聞かれ、『はい』と答えました。すると『プレートをお付け致しますのでお名前を』と言われ、なんか自分の名前を言うのが恥ずかしくなって、思わず『俺のなんやけど』と言ってしまったんです。店員さんは笑顔で『そうなんですか、おめでとうございます』と言ってくれました。私は人の笑顔が好きなので、嬉しくなって『じゃあ、おれって書いてもらっていいですか?』というと、喜んで書いてくれました」
ーーご覧になったお仲間はなんと?
「当然、仲間にも笑われましたが、私は少々人から寂しいヤツとか思われても、その人がクスッとでも笑ってくれれば幸せなんです。笑うことで少しでもストレスを発散したり幸せを感じたりしてくれることが嬉しいと思っていますので」
ーー奥様やお子様からはお祝いの言葉はありましたか。
「嫁はお菓子とお祝いの言葉を言ってくれました。息子は忘れていたようですが、夜の11時くらいに『まだセーフやんな』とLINEをくれました。私はこれで十分です」
ーー何歳になっても誕生日はお祝いしたいものですか。
「私自身は特に盛大に祝ってもらおうとは思っていませんが、『おめでとう』の言葉はすごく嬉しいです。逆に人の誕生日は盛大にやりたい方です」
ーーこのケーキでお祝いできて良かったですね。
「はい、良かったと思います。今回、Twitterで非常にたくさんの方にいいねやお祝いのお言葉をいただきました。凄く嬉しく楽しい時間でした」
ーーなぜツイートしたのですか。
「正直私は、そんなに寂しい環境ではないと自分で思ってます。嫁にも子供にもお祝いしてもらい友人にも祝ってもらい、私は満足です。でも、私の投稿を見て笑ってくれる方がいたらいいなと思ってツイートしました。少しでも笑ってくれたり、面白いと思ってくれたりして、幸せな気持ちになってもらえたのなら嬉しく思います」
このツイートを見た人からは、「おめでとう」の他に、
「いや待って、自分でこーたん(買ったん)?」
「さすがに自分で買ったことないですね(笑)」
「こういうのwwwwwだいすきwwwww」
「60超えると自分で買うのもめんどくさくなって飲みに行くだけですね」
というリプライがたくさん届き、「いいね」は9.3万件にもなりました。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)