ムカデにかまれた猫さん、薬を飲んだら大変なことに…獣医から言われたひと言に驚き!「うちもです」「知らなかった」
「ムカデに噛まれて顔をパンパカパンに腫らした猫を診てもらい、
もらった薬を飲ませたら泡を吹いて暴れ回ったのでなんとか捕まえて半泣きで動物病院へとんぼ返り。
動揺しまくりの飼い主に医者先生が一言、
『お薬が不味すぎてカニみたいになっちゃったんですねー』
#ドクターに言われた衝撃的な言葉」
こんなつぶやきとともに、1枚の写真をツイッターに投稿した「ゆきまち」さん(@ykmc222)。そこに写っていたのは、目がうつろでお顔が腫れぼったい猫ちゃんの姿が・・・ムカデにかまれちゃったんですって! 4万超のいいねがついた話題の写真について、飼い主さんに聞きました。
■「苦かったりすると凄い泡吹くんですよね」
写真の猫ちゃんは、ヤタくん。14歳のおじいちゃん猫です。今年の夏、ヤタくんはムカデにかまれお顔がパンパンに腫れてしまったとか。動物病院で薬を処方してもらい、おうちで飲んだのですが・・・泡を吹いて暴れてしまい、再び病院へ戻ったところ、先生から「お薬が不味すぎてカニみたいになっちゃったんですねー」と言われ、驚いたそうです。
そんなヤタくんが泡をふいた出来事に「苦かったりすると凄い泡吹くんですよね」「うちのニャンコもお薬嫌いでよく吐き出してました」「泡吹くのは知らなかった」「猫さん、踏んだり蹴ったりな災難。。」と、共感する人や驚く人たちからたくさんのコメントが寄せられています。
災難だったヤタくん。ムカデにかまれ病院にかかった時のことを、飼い主のゆきまちさんに聞いてみました。
■泡を吹いて家の中を逃げ回った14歳の猫 飼い主「深刻なことになったのでは・・・」
--ヤタくんがムカデにかまれてしまった時のことを教えてください。
「7月の初めごろ、朝ご飯の時間に現れないのでいつもいる場所に探しに行ったら倒れてました。その時点で熱もあり左目が開かない状態で。動物病院が開くのを待って診察してもらい、『おそらく(ムカデなどの)虫にかまれた』と診断を受け、注射を2本打たれてお薬をもらったんです。痛がる様子はありませんでしたが猫は痛みを我慢する生き物なので油断できず、診察を受けるまでは気が気ではありませんでした・・・」
--ゆきまちさんが住まわれている地域では夏場屋内にムカデが出るそうですね。
「そうです。心当たりがありました」
--そして・・・病院から帰宅されて、お薬を飲んだと。
「翌朝のご飯のあと、スポイトで粉薬を水で溶かして飲ませたところ今までにない反応、頭を激しく振って嫌がり口から泡がよだれとともに溢れ出しました。これまでにも薬を飲ませたことはあったのですが初めて見る反応で・・・泡を吹いたまま家の中を逃げ回るのを必死で捕獲して再び病院へ。この時点では『何か深刻なことになったのでは』と絶望的な気持ちになっていたと思います」
--先生からの言葉を聞いた時はどう思った?
「先生に経緯を説明したところ、いつもの調子で『お薬が苦くてカニみたいに泡吹いちゃったんですねー』とニコニコしながら説明してくださったので、安心したのもあってか脱力したまま笑ってしまいました。苦いお薬を嫌がる猫さんにはままあることなんだそうで、そのとき初めて知りました」
--この日、新しいお薬を処方してもらえた?
「はい。そのあとはもう一度注射を打って、今度は違う薬を処方してもらいました。今度は難なく飲めたので、そのまま経過を見ました。暑い日が続いていてバテもあってかちょっと傷口が開いたりもしましたが、もらった薬を飲み終わるころには傷も良くなり、1週間ほどで完治しました」
--そんな災難を乗り越えたヤタくん。普段はどんな猫ちゃんでしょうか。
「家にいるときはいつでもどこでも飼い主のあとをついてまわる甘えん坊で好奇心も強い子です。だからムカデにちょっかいをかけてかまれてしまったのかもしれません(笑)。何をすると飼い主が困るかがわかっている賢いところもあり、兄弟猫の陸海(くがみ)と結託して悪事を働くこともあります。戸棚を開けて盗み食い程度のものですが…。
ご飯はなんでも大好きで、人間の食べ物にも興味を示すのでよく制止しています。ちゅ~るが大好きで与えるときは目の輝きが違います。14歳と高齢なのでもう飛び回ったりはしなくなりましたが、まだまだ元気によく鳴きお返事するかわいい子です!」
ムカデにかまれたり苦いお薬を飲んだりと今年の夏は大変だったヤタくん。ゆきまちさんによると、これからはけがもなく病気もなく「化け猫」と呼ばれるまで長生きしてほしいとのことです。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)