「こんなの見たことない!」駄菓子屋店主が作った開店祝いが「まじでスゴイ」「センスよすぎ」と話題
新店オープンやライブ開催のお祝いなどに欠かせない豪華なスタンド花ですが、最近ネット上である花輪が注目を浴びています。花の代わりに使用するのは駄菓子の数々。うまい棒約300本を円形に並べ、中央に「祝」の文字をかたどった装飾は圧巻です。手がけたのは移動式駄菓子店「駄菓子屋ROCK」を営む谷口齋隆(としたか)さん(42)。他の人とはかぶらない花輪について、話を聞きました。
■口コミで評判広がる「かわいい」「自分用にも欲しい」
初めて作ったのは今から4年ほど前。知人へ開店祝いの花を贈る機会があり、どうせなら自分の本業である駄菓子をモチーフにしようと、駄菓子で飾り付けた花輪を自作しました。贈った相手は「こんなの見たことない!」と大喜び。新規店舗の店先に飾ることから、来店客だけでなく、通行人らの記憶にも残ったようで、「駄菓子の花輪を作って欲しい」と依頼が舞い込み始めます。評判はネットでも広がり、投稿された写真には「えっ、何これ」「センスよすぎ」「面白い」「まじでスゴイ」「かわいい」「自分用にも欲しい」など驚きの声が上がっています。
見た人たちを驚かせていることについて、谷口さんは「でしょうね。唯一無二ですから」と自信を見せます。「とにかくインパクトがあるので、飾ると注目されます。贈る人ももらった人も、他と差がついて優越感に浸れます」
制作時間は数時間ほど。うまい棒やキャベツ太郎、どんどん焼など、駄菓子の袋の色合いを考えながら飾り付けます。完成後は依頼者に写真を送信。出来上がりをチェックしてもらい、同意を得てから配達するというきめ細やかさです。
配達と設置、回収まで谷口さんが一人で担当。回収の際には駄菓子は全て取り外し、袋に詰めて店主に渡します。「お花だと枯れてしまいますが、駄菓子なので、飾った後は来店客への振る舞い菓子として使ってもらえます」
配達エリアは首都圏近郊のみ。予算は5万円から。熊手バージョンもあり。熊手の場合、サイズによっては地方発送も(要相談)。
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本業の「駄菓子屋ROCK」は改造したリヤカーによる移動販売式の駄菓子店。みこしや盆踊り用やぐらも所有しており、これまでにも数々のお祭りやイベントを盛り上げてきました。
11月26、27日の2日間、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)で開催される音楽イベント「ACIDMAN presents SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI” 2022」の場外ブース「縁日AREA」に出店予定。谷口さんと直接触れ合えるチャンスです。
花輪や熊手、活動の問い合わせは駄菓子屋ROCKホームページ まで。
(まいどなニュース・金井 かおる)