「君、本当に生きてる?」「そんなに悪いんですか?」 診察室で医者から告げられたセリフが衝撃的と話題

目の前にいる白衣のドクターから、「君、本当に生きてる?」なんて言われたら、これは夢かうつつか、いや、もしかしたら交通事故か何かとんでもないことがあって、あの世に逝ってしまったのかもしれないと思ってしまいます。なぜなら、そう言われた本人は虫の息でもなければ瀕死でもない。椅子に座って落ち着いているのだから。かづい(@kaz_e1e)さんは、さして自覚症状もないのに健康診断の結果を聞きに行った際、医師から「本当に生きている?」と言われました。何があったのでしょうか。

投稿者さんは、その時のことをTwitter上でつづっていました。

医『血圧低いね』

私『いつもそのくらいです』

医『脈拍も少ないね』

私『いつも通りですね』

医『ヘモグロビン……血も薄いのかぁ』

医『数値だと瀕死なんだけど、君、本当に生きてる?』

ドクターもびっくりの低血圧、検査の数値では瀕死でしたが、淡々と話すことができたという投稿者さん。どのような状態だったのかお話を聞きました。

ーー瀕死とは、すごい健康診断の結果ですね。

「これは35歳の時の健康診断だったのですが、数値は過去イチ悪い数値で、正常値の方から見たらかなりしんどい状態だったはずです。でも、私は十代の頃から常に血圧が低くて体調が良い状態とは縁遠いので、この頃も特別辛いとは思っていませんでした。健康診断の結果を見るまでは、最近貧血が多くて調子悪いなぁという程度でした」

ーー死ぬほど辛いわけではなかったのですか。

「そうですね、私のベストコンディションは健康的な方の数値よりもだいぶ低い値だと思います。

血圧は90-45ぐらいが一番動きやすくて、上が95を超えると頭痛がします。たしか"瀕死"の時は上が70台、下が測定不能でした」

ーー「本当に生きているの?」と言われて何と返事をしましたか。

「『そんなに悪いんですか!? 全然実感ないんですけどw』と返しました。ドクターは『僕なら寝込むくらいなんだけど、おかしいなぁ、元気なんだよな』と自問自答してらっしゃいましたね」

ーー再検査や入院にはならなかったのですか。

「最終的には、『歳をとったら高血圧の薬を飲むようになる人が多いけど、君は血圧が上がったら今より楽になるかもね』とおっしゃってましたね。低血圧と心拍数が少ないのは昔からなので要観察扱い。再検査にはならなかったのですが、ヘモグロビン減少から来る鉄欠乏性貧血の治療で鉄剤の服用と食事指導を受けました」

ーーご家族の反応は?

「家族には、私の食事療法に付き合ってもらったのですが、健康的な献立でいいねと好評でした。

あと、父は心臓の手術をしたことがあるので、心臓を大事にしろ! と徐脈と不整脈の怖さを切々と説いていました」

ーー今も体調は変わらないのでしょうか。

「今も血圧が低くて心拍数も少なめですが、当時よりも良い数値になっています。ヘモグロビンも正常値内に収まって、もう鉄剤も服用していません。少なくとも"瀕死"からは脱出しました!」

ーー健康に関して気をつけていることはありますか。

「食事では鉄分を多く含んだ食材を意識して摂るようにしています。また、低血圧改善のためには筋トレが良いと聞いたので、以前ジムに通っていた時に組んでもらったメニューと同じ筋トレを自分でしているのですが、効いているのかどうかは分かりません。やらないよりは良いかなと思って続けています。私の場合、思春期の起立性調節障害に起因する低血圧だそうで、目指すべき絶好調な健康状態は遠い過去のものです。まずは貧血を起こさない体調を維持するように心掛けています」

このツイートを見た人からは、

「ヘモグロビン一体一体が異常に優秀、かつ、細胞たちのコスパが死ぬほど良いんやろうね」

「私も貧血がひどい時言われました!私はそれに加えて、『生命活動している?』と言われました」

「全く同じ事を医者に言われた事があります。血圧検査を4連続でやって、ようやく正常な数値近いところまで来たので『これで、ヨシ!』って…もう腕がめっちゃドクドクいってました」

「昔は私もそう言われまして薬を飲んでた時期もありましたが、今では立派に高血圧!」

と、同じ経験をしたという人から共感され、「いいね」は5万件にもなりました。さして自覚症状はなくても健康診断でいろんなことが分かるのですね。年に一度は受けないといけないですね。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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