家の中に入れるのを反対していた夫→夫用の座椅子で安眠する秋田犬の写真が話題…「人は日々進化する生き物です(笑)」
秋田県大館市は秋田犬(あきたいぬ)発祥の地。もとは秋田犬ではなく大館犬と呼ばれていたそうです。そのため大館市には秋田犬保存会という団体の本部があり、熱心に秋田犬の繁殖をしているブリーダーの方もいます。ハクフンフ·フーン(@kirachanfamily)さんもその一人。ご主人が昔から展覧会に出す秋田犬を育てていて、ブリーダーの資格を持つ奥さんが繁殖をしているそうです。犬は家の隣に立派な犬舎を建ててもらって、1頭ずつそれぞれの犬舎で暮らしているのですが、結婚当初、ご夫婦の間で大問題が勃発したそうです。
そのことを奥さんは、「結婚当初…旦那は、犬を家に入れるのをとても反対でした。『何のために立派な犬舎を建てているんだ!』…と。ケッ!現在、旦那の座る座椅子の真ん前に綺羅(きら)の寝床は配置されるようになりましたwww人は日々進化する生き物です(クスクス)」とツイートし、そこには気持ち良さそうに長座布団の上で眠る綺羅ちゃんが映っていました。
家の中で飼うことに反対していたご主人に何があったのでしょうか。心変わりした理由を奥さんに聞きました。
ーーなぜ綺羅ちゃんを家の中に入れることにしたのですか。
「うちの犬たちは終生飼養しています。繁殖を終えて引退しても最後まで世話をします。綺羅は現在11歳で、引退犬なのですが、歳なりに病気もありますから、地元のかかりつけの獣医師から『家の中で過ごさせてあげてください』と言われました」
ーー綺羅ちゃんは家の中と外、どちらが好きなのでしょうか。
「綺羅は中にいるのがあまり好きではありません。秋田犬の診療経験が豊富な獣医さんは、気候が良くて昼と夜の寒暖差がない季節なら別に外でもいいのではないかとおっしゃっていました。今は天気のいい日は犬舎で日向ぼっこしながら外の風に吹かれていますが、夜は冷え込むので、家の中で暮らしています」
ーー最初、ご主人は家の中に入れるのを反対したのですね。
「そうです。夫には展覧会に出すための秋田犬を育てる師匠がいて、昭和の考えというか、6年前に結婚した時は、『何言ってるんだ、犬は外だよ』と言っていました。綺羅を家の中に入れる時も、最初は『暑がりだから玄関で見守っておけ』と言っていたのですが、自分で玄関から部屋へと通じるところに綺羅を移し、そこからリビングにだんだん移動させたのです。リビングでも自分の目の前に移動して、近づけていきました」
ーー犬に対する考え方の違いで、ぶつかることがありますか。
「夫とは小学生の時からの友達ですが、他のことでは喧嘩しないのに、犬のことになると喧嘩します。例えば、私は子犬の秋田犬を車の助手席や後部座席に乗せて走りますが、夫は荷台にケージを積んで、そこに犬を入れて走るんです。そんなことしたらビュンビュン風が吹いてかわいそうなのに。でも、『こんなんでビビっていたら秋田犬じゃねえ!』と。そのうち夫もまた進化するでしょう(笑)」
このツイートを見た人たちは、
「素晴らしい成長です!笑」
「家族だもの。ねっ!」
「コロッと!(笑)」
と、ご主人の“成長ぶり”に反応していました。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)