おじさん「若い子はTwitter使わないよね」 若者「アカウント教えたくないだけ」 息子にブロックされた親も…情報管理はしっかりしてます

若者のTwitter利用の実態がSNS上で大きな注目を集めている。

きっかけになったのは社会学者の中井治郎さん(@jiro6663)による「また『若い子はツイッター使ってない』と話題になってますが、何度でも言います。真実は『若い子はツイッター使ってない』ではなくて『あなたに自分のアカウントを教えたくないだけ』です。若い子の方が情報管理しっかりしてるのよ。」という投稿。

たしかにSNS上では時おり「若い子はツイッター使ってない」とささやかれるが、客観的な各種調査によると日本ではTwitterを利用しているのは20代がダントツ。そんなことを言う人は身近な若者に敬遠されているのに気付いていないだけなのだろう。

中年にとってはなんとも哀しいこの実態に、SNSユーザー達からは

「わたしは息子にブロックされてますよ!!w」

「自分たち世代は中高でTwitter超流行ってたけど高校半ばくらいからはもうみんな完全にインスタに移行していった感じ。Twitterは見る専が多くなったと思う。でもTwitterの情報は本当に早いから使ってる人は周りにも沢山いるし趣味垢ある人もそこそこ聞く。意外とTwitter人気は若者にも健在。」

「私はリアルな知り合いには誰にもアカウント教えてません。というか、嫁や友人にはむしろ徹底的に秘密にします。」

「まぁね(´・ω・`)中学生の自分の子供も親戚の子も使ってる ただし信用してない人には教えてないだけ」

などさまざまな声があがっている。

■投稿者に聞いた

中井さんにお話を聞いた。

ーーこういった誤解が生まれる原因についてお考えをお聞かせください。

中井:客観的なデータとしてはツイッター使用率は20代の人が最も多いのですが、若い人の方が人間関係ごとにアカウントを使い分け、そしてそれを別のコミュニティの人には教えないなど複雑な情報管理をしています。中年以上の人々にはあまりそういう感覚がないので、若者の自己申告を真に受けてしまうんだと思います。

ーー日頃、若者と接する機会は多いと思いますが、中井さんは身近な若者のツイッター利用についてどのように把握されていますか。

中井:把握というほどではありませんが、学生もほとんどは僕にアカウントを教えてくれませんが、僕のツイートを見ているということは隠さなかったりするので、彼らにとって自分のプライベートなアカウントは基本的に「おじさんには教えたくないもの」なんだろうなと理解しています。彼らはSNSネイティブの世代になりますので、自分が不利益を被ることがないように慎重な情報管理をしているなという印象です。

ーーこれまでの反響へのご感想をお聞かせください。

中井:中年以上の人々から反発があるかなと思ったのですが、中年以上の人々からの納得や賛同の反響が多いのが意外でした。彼らも思い当たる節はあるんだなと思いました。

◇ ◇

昔から若者は上の世代を警戒しがちなもの。昔からあったことがSNS全盛時代の現代にも起こっているということなのだろう。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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