同じハチワレの猫を迎えたい→チョビひげが可愛い子猫をお迎え、今では付かず離れずの相棒に
■空き家にいた子猫
ちょびちゃん(メス・8歳)は、空き家でたった1匹でいたところを保護された。保護主は自宅近くの空き家で子猫が鳴いているのに気づき、ちょびちゃんを見つけたという。何日か様子を見ていたが、親猫も現れず、カラスが狙い始めたので助けるために保護し、その後譲渡サイトに掲載、里親を募集したそうだ。
埼玉県に住む溝口さんは、風太くん(17歳・オス)というハチワレ猫を1匹飼っていたのだが、その子がいい子だったのでもう1匹猫を飼いたいと思っていた。何となく先延ばしにしていたが、突如「今だ!」と思い立ち、譲渡サイトで猫を探した。その後、2014年11月にちょびちゃんを見つけ、里親になりたいと応募したという。
「近隣の方が募集されていて、先住猫の風太と同じハチワレで、チョビひげがキュートだったんです。猫に関する決裁権は全て私にあるので、家族には事後報告しました」
■優しい気持ちになれる
話はとんとん拍子に進み、12月、溝口さんはちょびちゃんを迎えた。
「初日から全く物おじせずに部屋の中を探検していました。トイレも失敗せず、眠くなるとラグの上でゴロンとして、とてもいい子でした。ただ、風太は臆病だったので、丸一日姿を隠していました」
風太くんは2日目になるとそろそろ出てきて、3日目には今まで通り暮らしていた。風太くんとちょびちゃんの相性は相変わらずイマイチだが、付かず離れず距離を保ってうまくやっているので、溝口さんはあまり気にしていない。
ちょびちゃんは甘えん坊でマイペース。とにかく手のかからない猫なので、溝口さんはちょびちゃんに関して悩んだことが一度もない。普段は追いかけっこをしたり、ベランダでまったり寝るのが好きだという。また、ちょびちゃんは人の行動をとてもよく見ていて、遊んでもらえると思うと近くに来たり、寝る準備をしていると早く早くと催促したりする。無駄な動きがなく、賢い猫だという。
「無条件に可愛くて、癒してくれます。ちょびといると優しい気持ちになれます」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)