目に涙をいっぱい溜めて「はいどうぞ」 お気に入りのおもちゃを譲った3歳女児が話題「優しい子になるね」

幼い子供の頃、大事にしていたぬいぐるみやおもちゃはありますか。大人にとっては薄汚れたぬいぐるみや使い古したおもちゃでも、子供にとっては宝物。もしかしたら大切なお友達かもしれません。それを年少の子に「譲ってあげなさい」と言われたら、頭では理解できても気持ちがついていかない子もいるでしょう。

とっきゅピスタ神お量、わかんないさん(@yellowgleenfes)の末っ子(3歳)は、大切にしてきたものをあげるのですが、目に涙をいっぱいためていたそうです。とっきゅピスタ神お量、わかんないさんは、その時のことをTwitterに投稿しました。

「妹の子に上の子からずっと使ってるベビーカーをあげた。アンパンマンのおもちゃやカバン掛けは末っ子のお気に入りだった。ベビーカーもアンパンマンも赤ちゃんにあげるんだよって話した時、末っ子は目に涙をいっぱい溜めておもちゃを抱きしめ赤ちゃんを抱いてる妹の方に歩いて行って『はいどうぞ』って」

これを読んだ人たちからは「大好きで大切にしていた物を、自分よりも小さい子に譲ってあげる経験はなかなか無いし、末っ子ちゃんの心に大きな成長を感じますね」「涙出るわ。優しい子になるね」と、リプライが寄せられました。

投稿主であるお母さんにお話を聞きました。

ーーお嬢さん、アンパンマンのおもちゃやカバン掛けが大好きだったのですね。

「カバン掛けはアンパンマンとバイキンマンの人形タイプで、ベビーカーに座っている時はアンパンマンのおもちゃで遊ぶか、アンパンマンのカバン掛けでお人形さんごっこのようなことをして遊んでいました」

ーー「あげるんだよ」と言われた時、なぜ「いや」と言わなかったのでしょう。

「末っ子は最近何をするにも『わたしおねえちゃんになったから!』と言っていたので、お姉ちゃんになったからアンパンマンから卒業しようとしたのかもしれません。実際、遊ぶおもちゃや選ぶ絵本もアンパンマンではなく、プリンセスやすみっコぐらしを欲しがるようになっていました」

ーーだから、赤ちゃんに優しくしなければいけないと思っているのかもしれませんね。

「末っ子は、コロナの影響もあり、同じくらいの年の子と遊ぶ機会がなく、遊び相手はほぼ家族でした。普段から兄2人に優しくされていたので、自分より小さな子には優しくするものだと思っていたのかもしれまん。今回の末っ子の行動には正直驚きました」

ーーこの出来事を通じて成長したなあと思われますか。

「日々成長したなと思ったり、まだまだ赤ちゃんだなと感じたりしています。今回は、成長したというか新しい一面を見たなと思いました」

ーー使えるものは代々譲っていかれるのですか。

「譲るとしたらキレイな物だけにはなりますが、やはり思い出が詰まっているので、自分で捨てる勇気が出ないのかもしれないなと、ふと思いました」

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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