レジ袋に入れられ捨てられていた子猫、いまではとろける顔で一家を笑顔に「とても幸せそうなお顔」
「レジ袋に入れられて兄弟達と一緒に捨てられていたエル。たっぷりミルク飲んで成長して早8歳。今は、こんなにとろける様なお顔で私たちを幸せにしてくれています」とツイートしたのは、月と鷹さん(@luna7taka9)。そこには、保護されたばかりのエルちゃんたち兄弟と今の幸せそうなエルちゃんが写っていました。
リプ欄には、
「こんな可愛い子達をレジ袋に入れるなんて。立派に育って幸せになれてホント良かった」
「哺乳瓶をお手手で支えている姿にホッコリ涙出ちゃうな。大きくなって、とても幸せそうなお顔」
「幸せになることができて良かったね、エルちゃん。幸せそうなゴロニャン」
というリプライがたくさん寄せられました
エルちゃんに出会って初めて保護猫を迎えたという月と鷹さん(@luna7taka9)にお話を聞きました。
ーーエルちゃんたちを保護したのはいつですか。
「2014年3月です。娘達が学校帰りか何かで通った時に見つけたと聞いています。」
ーーどこに捨てられていたのでしょうか。
「拘置所の周りを取り囲むお堀のようなものがあるのですが、そこのスロープにビニール袋に入れて捨てられていたそうです。子猫は全部で4匹いて、みんな男の子。生まれたばかりでした」
ーーまだキャットフードも食べられない子猫を育てるのは大変だったでしょう。
「そうですね。こんな小さな猫を育てるのは初めてで、一つ一つ手探りで育てました。幸いみんな元気で、私たちの飲ませ方が下手だったにも関わらず、みんなミルクをゴクゴク飲んで、いつもお腹がパンパンでした(笑)」
ーーミルクの時は3時間おきに与えないといけないのですよね。
「娘と交代で、ほとんど付きっきりで3時間おきにあげました。昼も夜も与えるのですが、その時は大変だとは思いませんでした。でも、今思い返すと、あんなことはもう出来ないかもしれないと娘と話しています」
ーーエルちゃん以外の子の里親は見つかりましたか。
「それぞれ娘の友達のお家の子になりました。エルは最後に残った子なのですが、これも縁だと思って迎えました」
ーーエルちゃんはどんな猫になりましたか。
「猫なのにとうもろこしや焼き芋を食べますし、人間のように枕を使って寝ることもあります。猫より人と一緒にいたがって、人の方が好きみたいです」
まだ乳飲み子だったエルちゃん。育ててもらったのは人間のお母さんとお姉さんなので、自分のことも猫だと思っていないのかもしれませんね。微笑むような表情が、全てを物語っています。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)