大手ディスカウントストアのドン・キホーテは12月16日、公式キャラクター「ドンペン」が交代することを発表しました。新キャラクターは、カタカナの「ド」をモチーフにし、情熱価格を表現した「ド情ちゃん」となります。一方、長く親しまれてきたドンペンが去ることに批判が殺到したため、16日午後4時現在、経営トップを含めた緊急会議が開かれ、今後の対応を協議しています。吉田直樹社長は「20時頃に公式Twitterにて何らかの回答をさせて頂きます」と投稿しました。

■「黒のただの文字だけど、ドンキを背負って立つにふさわしい」

ドン・キホーテはツイッターで【大切なお知らせ】と題し、「ドンキのオリジナルブランド『情熱価格』を皆様に知ってもらいたいという真摯な想いから、この度ドンキ公式キャラクターを『ドンペン』から『ド情ちゃん』に交代する事が決定いたしました」「今後ともド情ちゃんを宜しくお願い致します」と投稿し、ドンペンとド情ちゃんを並べた画像を添えました。

公式ホームページでは「22年12月16日ドンペン卒業します」「ただのペンギンだったドンペンがたくさんの方に愛され、かわいがってもらいました。いままでホントにありがとう。またどこかで会えると信じてます。すごく幸せでした！」とドンペンが手を振るイラストとともにメッセージを投稿しました。

ドンペンの隣には新公式キャラクター「ド情ちゃん」が登場し、「こんにちは！チェンジの時は今。ライバルとして突如現れ、はたから見るとかなりシュール…。ほとんど黒のただの文字だけど、ドンキを背負って立つにふさわしい。きっとみんなから愛されるよ！」と力強いメッセージを投じました。

TVCM「ド情ちゃん爆誕 篇」では、俳優の永山瑛太さんが「みなさん！ドン・キホーテの情熱価格って知ってます？」「このドが目印のオリジナル商品ブランド」とド情ちゃんを紹介しています。

■批判殺到にドンキ「交代は事実…ですが…」

ドン・キホーテ広報はまいどなニュース編集部の取材に「公式キャラクター交代は事実。ネタではありません」と交代を認めつつ、「事実なのですが、反響が大きく、大変多くのお叱り、失望の声をいただいていまして、現在対応を協議中です」と今後の対応をあらためて検討していることを明らかにしました。

実際、ドン・キホーテの吉田直樹社長は公式キャラクター交代を発表後、Twitterで「私も事情がわからず関係部署に確認します」「多くの方から反響をいただきまして、現在緊急で社内会議を行なっております」「20時頃に公式Twitterにて何らかの回答をさせて頂きますのでお待ちください」と立て続けに投稿しました。

今後、ドンペンはどうなっていくのでしょうか。ドン・キホーテの発表が待たれます。

（まいどなニュース・伊藤 大介）