阪神梅田本店1階で12月14日から21日にかけて開催されている「食祭テラスのクリスマスマーケット」。

出店した関西各地の人気スイーツ店やインテリア雑貨店を目当てに、多くの人が足を運んでいるようだが、そんな人気イベントの一角にひときわ目をひく店のブースがあった。

それは大阪・北新地にある小料理バー「北新地 玉鬘（たまかずら）」のブース。普段は”一見さんお断り”で、選ばれし人しか入れない会員制の同店だが今回は催事の目玉として特別出店。2018年に発売され爆発的なヒット商品となったレトルトカレー「北新地 玉鬘名物 バターカレー」（1080円）の元となった、店舗で提供している手作りカレーが味わえるということで多くの人が押し寄せているのだ。

「こういった催事に出店するのは初めてのことで、どうなることかと不安でしたが、おかげさまで大勢の方にお越しいただいています。お店はコロナ禍以降、日数を限定して営業しているので、最近お目にかかれていなかった常連の方も顔を出していただけて嬉しいですね」とママの井上準子さん。

メニューは「特製バターカレー」と、カレー以外に前菜とスイーツの付いた「特製バターカレー ごほうびセット」、日本酒やウイスキー等のアルコール。筆者はごほうびセットをチョイスし、ホタテ貝や鴨ロースをあてに厳選の地酒をいただいたが、ランチの時間帯に大阪・梅田の一等地でこんな飲み方が出来るなんて幸甚。前菜で二、三杯飲んで、優しく甘いバターの香りただようカレーで〆…たかと思いきやデザートのプリンや果物で名残の一杯。ママとのおしゃべりも楽しみ、まるで玉鬘本店にいるかのような贅沢な時間を堪能できた。

ブースには物販コーナーも併設されており、通常のレトルトカレーに加え、新発売の「玉鬘 松阪牛100％ カレー」（2501円）も購入できる。

「『北新地 玉鬘名物 バターカレー』は初孫の誕生記念に作ったんですが、『玉鬘 松阪牛100％ カレー』は私の還暦と玉鬘開店35周年記念です。ステーキにできる、入手困難な松坂牛を贅沢に使った自信作。2025年の大阪・関西万博で、土産店にこのカレーたちが並ぶことを夢見て頑張っています」（井上準子さん）

現在、玉鬘のレトルトカレーは阪神梅田本店「食祭テラスのクリスマスマーケット」か北新地に設置された直売所で購入可能。筆者としてはぜひ催事に足を運んで手に取っていただきたいが、来年にはオンラインストアでの通販も再開されるとのことなので、遠方の方はぜひそちらをチェックしていただきたい。

 北新地 玉鬘 関連情報

直売所：大阪市北区曽根崎新地1-6-13（18時～23時営業、土日祝定休）

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「食祭テラスのクリスマスマーケット」概要

期間：2022年12月14日～21日

場所：阪神梅田本店1階

大阪市北区梅田1-13-13　　

営業時間：10時～20時

（まいどなニュース特約・中将 タカノリ）