マクドナルドで隣同士…見ず知らずの高齢男性と1歳男児の交流に「きゅうううぅーん」「泣いてしまった」
マクドナルドで偶然、隣同士になった高齢男性と1歳の男の子との交流が話題です。男の子の母親がエピソードを漫画にして公開すると、「ほっこりした」「きゅうううぅーん」「泣いてしまった」「2人ともかわいい」「ノーベル平和賞」「癒された」など、感動の声が広がっています。
■「坊や、さっきは…」高齢男性の行動とは?
グラフィックデザイナーやイラストレーターとして働くササミ(@sasami_sm)さんは先日、1歳の息子さんと2人でマクドナルドに行きました。隣の席は高齢男性と孫の2人連れ。ササミさんの息子さんは2人が気になる様子で、手を振ったり、ポテトを差し出したり。高齢男性は嫌な顔せず、終始ほほえみを浮かべていました。
食事が終わったササミさん親子が店を出ようと立ち上がると、高齢男性は息子さんに向かって「坊や」と声を掛けました。「さっきはありがとうね。はいどうぞ」。
高齢男性の手のひらに載っていたのは、チラシの裏紙で折った小さな動物の紙細工。ボールペンでかわいらしい顔が描かれており、胸元の大きなハートも印象的です。
愛きょうを振りまく男の子にお礼の気持ちを表したかったのでしょうか。ササミさん親子が気付かぬうちに隣席でこっそりと折り、別れ際にサプライズでプレゼントしてくれたのでした。
■お母さん「まわりの方や店員さんもニコニコ」
感動したササミさんはこの出来事を漫画仕立てにし、自身のツイッターに投稿すると、6万4千を超えるいいねがつきました。ササミさんに話を聞きました。
──ササミさんの息子さんは高齢男性にポテトを分けてあげようと。
「そうなんです(笑)。息子は誰にでも話しかけるタイプで、特におじいちゃんおばあちゃんが好きなので、この時もポテトをあげようとしたり、バイバイしたりしていました。おじいちゃんはお孫さんと一緒だったのですが、2人が楽しそうに笑っていると、息子も合わせて笑っていて面白かったです(笑) 」
──高齢男性とササミさんの息子さんはどんな様子でやりとりを。
「おじいちゃんは少し照れくさそうにされていましたが、とてもやさしい表情をしていました。息子もうれしそうに、小さい繊細な折り紙を大事に大事にポケットにしまっていました。まわりの方や店員さんもニコニコしていて、とても温かい雰囲気でした」
──ネット上で漫画が拡散しています。
「この出来事に私自身が癒やされ、うれしかったので漫画にしたのですが、同じように温かい気持ちになってくださった方が多くうれしかったです」
漫画の読者からは、「こういう話ばかり読んでいたい」「こんな話だけ見て生きていたい」「こういう交流はいいよね」「おじいちゃん手先が器用。どうやって折るんだろう」などの声が寄せられ、拡散は現在も続いています。
(まいどなニュース・金井 かおる)