キレッキレな「お手」をする犬さんが話題 「ドタドタ感たまらん」「元気が良いとこが可愛い」
犬を飼ってみたら「お手」や「おかわり」などを覚えさせてコミュニケーションしてみたいですよね。犬も褒めてもらえると喜びますし、どんどんいろんな技を覚えます。小谷&名犬おすし号さん(@bushidojodo)が飼っているシーズー犬のおすしちゃんもお父さんとレッスンに励んでいるのですが、この子のお手やおかわりは一風変わっています。
飼い主さんはその動画を「基本に戻ってみました名犬レッスン」とツイッターに投稿しました。
■元気いっぱいの「お手!」や「おかわり!」を次々と
どや顔で、小型犬とは思えないほど元気いっぱいの「お手!」や「おかわり!」を決めるおすしちゃん。この様子に、
「このドタドタ感たまらんです」
「何よりも元気が良いとこが一番可愛い」
「キレッキレでした!ドヤ顔で勢い良くてめっちゃかわいかったですー」
というリプライがたくさん寄せられ大にぎわい。再生回数は61.4万回、「いいね」は4万件にもなりました。
飼い主さんにお話を聞きました。
ーーなぜ名犬おすし号ちゃんというのですか。
「正式に登録されている名前はおすしです。名犬とは特に決まった定義は無いので名乗った者勝ちらしいのですが、家族への素晴らしい貢献を讃えて名犬おすし号と名乗っています。号は人間なら「様」とか「殿」にあたる尊称です」
ーーいつもこのグリーンの台の上でレッスンをしているのですか。
「過去にこの台を『寿司げた』と呼んでいるという方がいて笑ってしまいましたが、IKEAの子供用のマットです。今は場所を決めてレッスンしています」
■お手やおかわり以外にも、しっかりレッスン
ーーお手やおかわり以外のことも訓練されていますか。
「・人差し指を立てるとおすわり
・右手を出すとお手
・左手を出すとおかわり
・人差し指を地面に付けると伏せ
・頭上で手のひらを出して指を曲げると両手でお手
・膝を叩くと両前足をのせる
・手のひらにアゴをのせる
・拳に鼻タッチができます。だいたいこの順番でレッスンしています」
ーーレッスンが終わったらグリニーズ(ガム)をあげるのですか。
「そうです。クリッカートレーニングという手法で、正解を出すとご褒美がもらえるという方法で訓練しているので、うまく行ったら必ずおやつをあげます」
ーーレッスンをすると、犬といい関係を築けるのでしょうか。
「クリッカートレーニングは、苦手を克服させるより得意なことを伸ばしてあげられます。いたずらをしなくなりますし、飼い主の言葉や仕草に意味があることを学ばせることもできます。そうして意思疎通ができれば、お互いに気持ちを感じ取ろうという気持ちが芽生えるのが分かります。シーズー犬に限らず、犬を家族にする大きな醍醐味と言えると思います。とはいえ、全てうまく行くわけではありません。それは人間も同じですね」
ーーところで、お仕事は武闘家?
「武道家です。武闘家と戦うのが仕事みたいです(笑)。武道家は武道を通して人間のより良い生き方を探す仕事です。たぶん(笑)」
ーー勇ましいお仕事ですが、小型犬がお好きなのですね。
「大きな犬も小さな犬も飼ったことがありますが、シーズーは2頭目です。シーズーには独特の良さがあります」
ーーシーズー犬のどんなところが好きですか。
「シーズーの良いところは色々あります。犬種としては抜け毛が少なく体臭も無く室内飼いに適していること、色々なカットが楽しめること、比較的長生きすること、散歩や運動量が多い犬種ではないこと…などあります。頑固で猫っぽい一面もあると言われますが、おそらく個体差が大きいと思います。どの犬種も飼ったら好きになります。手のかかる子も可愛いです」
おすしちゃんのお手とおかわりは、武道家のお父さんの姿を見ているから力強いのかもしれません。レッスンを通じて互いの気持ちが通じ合うというのも魅力。楽しみながらレッスンしてみたいですね!
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)