寝ている柴犬がキツネみたいと話題 散歩中「タヌキ柴」と言われたことも…どっちに見えます?
「キツネっぽいタヌキ柴」とつぶやき、1枚の写真をツイッターに投稿したNAHOKOさん(@Anzubakkari)。そこに写っていたのは、ぐっすり寝ているキツネさん・・・ではなく、柴犬さんですって!? 話題の写真について、飼い主さんに聞きました。
■「お顔はキツネっぽい? 尻尾はタヌキっぽい?」「キツネっぽい狸顔の柴」
そんな柴犬さんの寝姿に「キツネみたい!!」と驚く人たちからコメントがたくさん寄せられています。
「ほんとだ~キツネみたい!!」
「えっ!?キツネじゃないの??」
「いやいや!キツネでしょう」
「驚きの可愛さでリプライ リツイート いいねの3コンボです」
「キツネっぽい狸顔の柴」
「珍しいタイプの柴様ですね」
多くの人たちをくぎ付けにした柴犬さんは、元保護犬のあんずちゃんといいます。4歳くらいの女の子です。あんずちゃんの寝姿はまるでキツネさんのようですが、れっきとした柴犬さん。でも、散歩中に「タヌキさんみたい」とも言われたとか。実際、キツネ似なのかタヌキ似なのか・・・飼い主さんに聞いてみました。
■写真投稿の数日前、散歩中に「タヌキ柴」と言われた「キツネ柴」
--あんずちゃん、寝ている姿がモフモフのキツネさんのよう。でも、タヌキさんみたいとも言われたこともあるとか。
「はい、(今回の写真を投稿した)数日前のことです。散歩の時、よその柴犬ちゃんが飼い主さんから離れて逃げていました。それを飼い主さんと一緒に追い掛けていた中学生の男の子がいて。その柴犬ちゃんは無事に飼い主さんの元に戻り、中学生の男の子2人が散歩を終えたあんずのことをじっくり見て・・・『この子、タヌキ柴だね!僕タヌキ柴大好き!』と言ってくれたのです。ちょうどその頃、テレビでタヌキの映像を見て『あんずに似てるね』と家族で話していたこともあり、やっぱりあんずはタヌキなんだと笑ってしまいました!」
--実は「タヌキ柴」なのに投稿写真は・・・。
「今回Twitterにあげた写真は目が細くてキツネのようなお顔をしています。タヌキ柴のはずのあんずなのに、キツネっぽいということでツイートしてみました。こんなに反響があって驚いています。キツネっぽい顔の時もありますが、最近は毛がモフモフしてタヌキに近いかもしれません」
--見る角度によって「キツネ柴」に見えたり「タヌキ柴」に見えたりと。そんなあんずちゃん、普段はどんなワンちゃん?
「普段はおっとりしておとなしいですが、インターホンの音に反応してほえることもあります。また人が好きなので、なでてくれる人のところへは頭を差し出してなでてもらうことを喜びます。好きな遊びは、自分と同じくらいの大きさのぬいぐるみを引っ張ったり振り回したりすることです」
■キツネ柴は元保護犬 レスキュー時に病気が判明したが一目ぼれでおうちに迎えた
--またあんずちゃんは元保護犬とのこと。おうちにお迎えしようと思ったのは?
「2020年6月に先代犬を13歳で亡くし、ペットロスの状態でしたが、やはりワンちゃんとともに過ごしたいという思いが強くなりました。そこで、それなら保護犬を引き取ることで1匹でも命を救えたらと思い、保護犬を探し始めたんです。初めてお見合いをした子とは残念ながらご縁がなかったのですが、それ以来、保護団体の方と連絡を取るようになって。2021年4月に、その保護団体の方が姫路のブリーダーのもとへ行った際にレスキューされたのがあんずでした。
レスキューされた時は、あんずのお腹は大きく膨らみ、腹水が溜まっていました。当時低タンパク血症という病気であることが判明。でも、写真を一目見て『この子だ!』と思った私たち家族は、病気であることを承知で申し込み、おうちにお迎えすることになりました。ただ病気の治療最優先のため、保護犬譲渡の条件である避妊手術はまだですが」
--今も病気の治療中なのですね。
「そうです。食事は1日4回食べ、1日3回計5種類の薬を飲んでいます。病気のため食べられるのは生の鹿肉と鹿肉ジャーキー、蒸したさつまいもと低脂肪で消化器サポートのドライフードに限られています。10月末に嘔吐を繰り返し、病院へ行ったところ肝臓の数値が悪くなっていて、また薬が1種類追加されました。嘔吐は、すでに飲んでいる薬の副作用で一過性のものと思われ、経過を見ています。
でも、あんず自身は元気な様子で、好きな場所でゆったり眠ったり、飼い主のそばに来て甘えたりしてのんびりと過ごしています。早く薬がいらない元気な身体になって、毎日楽しく過ごしてくれたら良いなと思っています」
キツネ柴でもありタヌキ柴でもあるあんずちゃん。見る人を癒す不思議な柴犬さんですが、早くお薬いらない毎日が過ごせるようになるといいですね。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)