ゴミ捨て場で保護した子猫、福々しい猫さんに成長 「幸せそうなお顔してる」「猫はゴミじゃなーい」
「ゴミ捨て場で保護したテンちゃん。大きくなったね~」とツイートしたのはnyaoko(@naokowatanabe5)さん。そこには、保護した時の子猫のテンちゃんと現在の幸せそうなテンちゃんの画像が映っていました。
テンちゃんのビフォーアフター写真、どちらも可愛いのですが、ツイートを見た人からは、
「なんて福々しい猫さんにおなりでしょう。よい主様に出会えてよかったねテンちゃん」
「猫はゴミじゃなーい!と大きい声で言いたい。見つけてもらって良かったね、テンちゃん」
「ほんとに大きくなったにゃ~とっても幸せそうなお顔してるにゃ」
と、テンちゃんが幸せになったことを喜ぶ声がたくさん寄せられました。
飼い主さんにお話を聞きました。
ーーテンちゃんはゴミ捨て場にいたのですか。
「2020年10月の深夜、仕事帰りにビルの下のゴミ捨て場から『ミーミー』鳴く子猫の声が聞こえました。あたりを見回すと本当に小さな赤ちゃん猫がこちらに近寄ってきました。人懐こい子で、私はテンちゃんを抱き上げました。近くを探しても母猫の姿はなく、10月といっても深夜は冷え込むので、そのままにしておくことはできませんでした。それがテンちゃんとの出会いです」
ーー保護して飼うことに迷いはなかったのですか。
「自宅には2匹の先住猫がいましたが、テンちゃんを飼うことに迷いはありませんでした。家族みんなもテンちゃんを快く受け入れてくれました。家族の理解があるからこそ大事な命を守れると思っています」
ーー子猫のテンちゃんはどんな子だったのでしょうか。
「テンちゃんは、小さくても好奇心旺盛でとってもお転婆でした。怖がる様子もなくクルクルした目で愛嬌を振りまいていました。また、我が家には育メンのマルちゃんがいて、連れて帰ったその日から優しく見守ってくれていました。穏やかで優しいマルちゃんがいたから、ナナちゃんもテンちゃんもすんなりと我が家に馴染めたのだと思います」
ーー成猫になってもとても幸せそうですね。
「子どもと一緒にいることが多いです。どこにでも付いてまわります。宿題する時や、ご飯を食べる時、トイレに行ったりお風呂に行ったりする時など、とにかく子どもにくっついています。子どもが学校へ出かける朝は、ストーブの前でくつろいでいても必ず玄関までお見送りしています。そして見えなくなるまで窓から見つめています」
ーー今でも好奇心旺盛ですか。
「テンちゃんは何にでも興味を持つのですが、初めて見た物にすごく興味を持ちます!牛乳、サツマイモ、車海老やお米などを見せると、すぐに寄ってきて『何これ?何これ?』と観察しています(笑)」
ーー結構お転婆さんなんですよね。
「毎朝5時にマルちゃんやナナちゃんと一緒に大運動会をしています!兄妹で言えば一番末っ子ですが、トイレで集会をする時も、キャットタワーにいる時もいつも一番上にいます。そんなテンちゃんを先住猫のマルちゃんやナナちゃんが温かく見守っているから、ほんわかした表情になったのかな?と思っています」
誰かに捨てられたのか母猫とはぐれたのか分かりませんが、ゴミ捨て場にいたテンちゃん、幸せになって良かったですね!
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)