不登校で行く予定のなかった成人式→自分らしくスノボでお祝い 振袖姿で颯爽と滑って「最高の思い出に!」

1月9日に迎えた「成人の日」。今年は成人年齢が18歳に引き下げられて初めて成人の日を迎えた年ですが、自治体では20歳を対象とした「二十歳の集い」「はたちを祝う会」が開催されました。そんな晴れの日にツイッターに投稿されたあるツイートに20万いいねがつくほど注目を集めています。

投稿したのは、‎ツイッターユーザーで現在20歳の蚊取り線香‎‎‎(@Katorisenkou_ks)さん。「成人式行ってきました!!!」というコメントともに、華やかな振袖姿を披露しました。一見、一般的な成人式の投稿ですが、あれ? 会場は一面雪景色?

蚊取り線香さんが向かったのは、自治体が開催するイベント会場ではなくゲレンデ。一緒に投稿された動画では、まさかの振袖姿でスノーボードで左右にターンを決めて滑走する姿が映っています。振袖をなびかせて颯爽と滑るその身のこなしは、着物とは思えないほど。蚊取り線香さんに詳しい話を伺いました。

■「お世話になっている大好きなゲレンデ」

ーー振袖姿が綺麗で、かっこいい動画でした。なぜ振袖でスノーボードを? 

「私は不登校児で、親とも仲良くないのと、今京都に住んでいて、実家が青森で、成人式に行く選択肢が無かったのですが、折角成人(20歳)で、振袖も着ないで何もしないで終わるのはつまらないですし、勿体ないと思ったので、元々打ち込んでいたスノーボードで、振袖を着て滑ることを思いつきました」

ーー滑走する姿は見ていて爽快でした

「高校からはじめて、歴としては4年程度です。あまり上手くないので、皆様に褒めて頂き嬉しいやら恥ずかしいやらで、、、w」

ーー振袖はご自身で用意を?

「振袖は今回、中古や新品を混ぜて1セット全て購入しました。振袖は暖かく、スノーボードもしやすかったですが、袖をエッジ(ボードの両サイドについている金属部分)で踏まないかとても心配でした。又、動きが激しく、崩れるので何度も着付け直して滑りました。私が下手なので振袖関係無く何度もクラッシュしましたおしりが痛いですw」

◇ ◇

出身は青森県だという蚊取り線香さんですが、訪れたゲレンデは長野県の武石番所ヶ原スキー場だそう。

「元々コスプレで滑走する方が多いゲレンデなので、とても褒めて頂きました!

リフトの乗り降りの度におめでとうと言って頂き、ご飯を食べるときもお祝いの言葉を頂きとても嬉しかったです。スタッフの皆さんに、上手だねぇ似合ってるねと言って頂き、いつものように暖かく迎えて頂きました。番所は、私が高校生の時からおせわになっている大好きなゲレンデです」(蚊取り線香さん)

蚊取り線香さんはその後、「自分らしい成人式になりました!不登校だったので行く予定も無かったけど、最高の思い出になりました!協力して頂いた皆さん番所ヶ原スキー場の皆さん!ありがとうございました!」と投稿。素敵な晴れの日を過ごされたようです。

(まいどなニュース・門倉 早希)

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