折り鶴がいつの間にかマッチョに… 医師が作った独創的な折り紙に大反響「気が付いたら出来ていました」
「マッチョ折紙の折り方です。みなさんもマッチョを折りましょう」
パワフルすぎる折り紙がツイッターで話題です。折り紙で鶴を折る途中、手順を加えていくと屈強なマッチョになるというもので、投稿したのはツイッターユーザーで医師の嘯(しゃお)さん(@xiao_signo028)。
投稿されるや、瞬く間に4.8万いいねがついたこの投稿。リプライ欄にはたくさんの折り紙製マッチョたちの写真が送られています。どのように考案されたのでしょうか、嘯さんにお話を聞きました。
■マッチョ折り紙は「気が付いたら出来てた」
ーーマッチョ折り紙はどのように生まれたのでしょうか。
「気が付いたら出来ていました。作業の合間に手元の正方形の紙で鶴を折ったのが始まりです。鶴から色々いじっているうちに、これはマッチョになるのかもしれない、と天啓を得ましたね。結果として確かにマッチョが出来上がりました」
ーーなんと! 手順は結構複雑ですが
「先ほど言ったように、適当に触っていたらできていたので、大まかな流れは10分程度で生まれましたね。その後、微調整しましたが一瞬でした」
ーー折り方にポイントがあれば教えてください
「首と足の折り方が難しいというコメントをよく見ています。首は胸鎖乳突筋という、胸骨および鎖骨から乳様突起へ延びる筋肉をイメージしてもらえるとよいかと思います。ちょうど両鎖骨間のへこんでいるところから、耳の後ろに走る筋肉で、首を左右に振ったときに盛り上がる筋肉です」
「足に関しては補足の図説もつけましたが、無理に広げると破れます。なので、一度対側の肩の方向へ蹴り上げるように折ってから、踵落としのように折り戻すことがポイントです」
ーー嘯さんはお医者さんとのことですが、折り紙は趣味で?
「折り紙は特に趣味ではありません。普段は趣味でイラストを描いています。医療漫画の短期連載をしていたこともあります」
◇ ◇
編集部でもマッチョ折り紙を折ってみました。確かに脚と首の部分が難しく、何度か破れたりヨレヨレになったりと失敗を経てなんとか完成。大人になってから真剣に折り紙をやる機会がほとんどなかったので忘れていましたが、無言で集中する時間は結構楽しいものでした。
「正直、思ったより多くの皆さんに楽しんでもらえているようで、とても嬉しいです。悲しいニュースも多い世の中ですが、些細な楽しみを感じていただければ、と思います」(嘯さん)
(まいどなニュース・門倉 早希)