「ㇺショ暮らしは慣れましたか」「皆さんお達者ですか」ペットドア越しに向き合う猫、ドラマの面会シーンみたい!
「猫の世界に刑務所があったら、こんな感じで面会するのかな」というつぶやきと共に投稿された画像が話題です。ペットドアを間に挟んで対面する猫とぬいぐるみは、まるで本当に話をしているかのよう。このまま映画のワンシーンになりそうな光景です。
猫の名前はチロちゃん。5歳の女の子です。
画像を見た人からは「刑務所とは考えたこともなかったのですが、チロちゃんの顔が相まって臨場感が出ていますね」「かわいそうだけど可愛すぎる」といったリプライが寄せられました。
画像だけだとどちらが犯人なのかよく分からないのですが、犯人はチロちゃんなのでしょうか。飼い主のまささん(@sironezumi77)にお話を聞きました。
ーーぬいぐるみはチロちゃんのお友達ですか。
「はい、三毛猫のミケさんです。チロのことを心配して面会に来ています」
ーーチロちゃん、一体何をしたのでしょうか。
「ミケさんへの暴行罪です!」
ーー証拠はあるのですか。
「はい、動画がばっちり残っています」
ーーミケさんは被害者なのですね!
「そうです。でも、本当はチロはいい子ですし、もともとは大の仲良し。たいした怪我もなかったので許してあげると言っています」
ーーどのくらいの刑になりそうですか。
「かわいそうなので、懲役30分に減刑されるようです。執行猶予がつくかもしれません」
ーーチロちゃんの表情も真剣ですね。
「いえ、目をまん丸にしていますが、ミケさんが優しいので腹の中ではなんとも思っていないと思います。何度も遊んだ仲なので、相手のことがよく分かっているのです」
ーー普段の態度は?
「ミケさんがいない時は、あの窓から私たちの動きをじっと見つめて監視しています。意外と繊細で、この先どうなるのか気になるのかもしれません」
ーー出所したら何をしたいと思っているのでしょうか。
「チロのことなので思うことはただ一つ。『ごはんをいっぱい食べたい』しかないでしょう(笑)」
◇ ◇
ドアの向こうでしおらしく話を聞いていたチロちゃん。模範囚だったのですぐに娑婆に出られたそうです。願い通りごはんをたらふく食べた後、テレビのニュースで新潟で花火ショーが開催されたと知り、早くも旅に出たいとか夢を語っているそうです。
でも、ヒーターが点火されると同時にヒーターの上に登っているようでは、新潟の寒さはこたえるかもしれませんね。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)