湘南海岸にリュウグウノツカイ現る 深海からの珍客は地震の予兆?
湘南の海岸にリュウグウノツカイが打ち上げられ、SNS上で大きな話題になっている。
「湘南の海にすげーのが打ち上がってた。」と件の光景を紹介したのはたま勤王党さん(@yasuyuki_t)。
リュウグウノツカイと言えば世界中の海の外洋に幅広く分布する深海魚だが、日本では地震や津波などの前触れと言われてきた。どことなく不吉さを感じるその姿に、SNSユーザー達からは
「迷信ですが地震の前兆とか聞きますね。迷信だとは思いますが」
「クジラとかダイオウイカとかも見えるところに出てくるし、まじで地震来るんでは」
「前も地震が起きる前に発見されてたような」
など数々の驚きと不安の声が寄せられている。
■発見した人に聞いた
たま勤王党さんにお話を聞いた。
ーーリュウグウノツカイを見つけた状況をお聞かせください
「1月11日の15時半頃、釣りをするため近辺の砂浜を歩いていたときに巨大な魚が打ち上げられているのを発見しました。場所は茅ヶ崎市、浜須賀の西です」
ーーリュウグウノツカイの状態、発見されたご感想をお聞かせください。
「発見時、魚の状態も非常によく、頭部と背中のヒレに損傷が少ない上に落ちてしまいがちな赤色や銀色が残った状態でした。子供の頃、リュウグウノツカイやその近縁種のフィギュアを集めていたくらいに憧れの魚だったので、とても感動しました」
ーー今回の反響へのご感想をお聞かせください。
「正直なところ、普段Twitterで関わりのある魚好きの人くらいの範囲で盛り上がる程度かなと思っていましたが、インプレッションが1000万を超え、かなり驚いています。今回のリュウグウノツカイ発見で地震が来ると不安がられる人がたくさんいらっしゃるようです。迷信かそうでないかは現段階でのサンプルや曖昧な前提条件からは結論づけることができないが実情だと思います。不安がらずに過去の地震や津波のことを今一度思い返して対策をするきっかけになればと考えております」
◇ ◇
リュウグウノツカイはふだんほとんど目にする機会のない希少な深海魚だが、1月17日にも富山県氷見市沖で定置網にかかり話題になった。不吉な噂が噂のまま終わるよう願いたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)