コロナ禍で出産の立ち会いができない… 心細い初産を支えてくれた看護学生に感謝を伝えたい

コロナ禍の影響で病院の面会も制限されていて、入院している人もご家族もなんだかもやもやと不安が募りますよね。妊婦さんも例外ではありません。きはむさん(@_mogumoguco)は初産だったのですが、出産も産後も一人で臨むことになりました。

でも、その時助けてくれた人がいるそうです。

「出産の時、看護学生が2人ついてくれた。コロナで立ち会い禁止だったから、分娩の時にお水飲ませてもらったり、腰を押してもらったり、大変ありがたかった。でもそれ以上に、家族の面会もない中で、子をずっと気にかけてくれて、一緒にかわいいって言ってくれる人がいることがすごく嬉しかった」

SNSユーザーは、

「看護学生さんに見守られた経験があるので共感します。術後に毎日、文字通り『手当て』していただき、手と気持ちの温かさに癒されました」

「学生だともう目の前のことに必死!赤ちゃん落とさないように、お母さん疲れてないかな、記録書かなきゃ、看護師・助産師に何報告しようと。だから、そんな風に思ってくれる人がいるとはきっと思っていないと思います」

などと熱く反応。きはむさんは、学生たちにエールを送りたいと取材に応じてくれました。

ーー立ち会い出産できなくて不安でしたか。

「回旋異常や微弱陣痛で促進剤を使ってのお産で、分娩時間も22時間程かかりました。立ち会いや出産後の面会ができないことは感染症の状況からも納得はしていましたし、助産師さんたちは親切に、細やかにケアしてくれました。でも、分娩が重なって夜間はLDRという部屋で一人きりになることもあり、一人で陣痛に耐えている時は孤独を感じました」

ーー学生さんがいてくれて良かったですね。

「とても一生懸命サポートしよう、寄り添おうとしてくれていることが伝わってきて、その姿勢そのものがありがたく、力をもらいました」

ーーご家族とも面会できなかったのですね。

「みんな同じ状況だったので、面会がないことをすごく辛いとは感じませんでした。ただあらためて振り返ると、家族と同じ場所で、無事に生まれてきてくれた喜びや子どものかわいらしさを共有できないことに寂しさを感じていたと思います」

ーースマホのカメラは便利だったのでは。

「そうですね!夫や両親とテレビ電話で子どもの様子を共有することができました。家族の幸せそうな顔が見られて嬉しかったです」

ーー学生さんは、出産後も支えてくれましたか。

「子どもの検査や初めての沐浴にも立ち会ってくれて、その時の様子を伝えてくれました。ちょっと言いづらそうに『赤ちゃんたちみんなかわいいんですけど、〇〇ちゃんが特別かわいく見えます』と言ってくれたことが印象に残っています。対面で、子どものことを一緒にかわいがってくれることが嬉しくて、温かい気持ちになれました」

ーー学生さんたちに伝えたいことは。

「晴れて看護師になったら、困難な状況でお仕事をされることになると思います。患者さんのとこだけでなく、自分のことも大切に、仕事だけでなく自分の楽しみも大切にして欲しいです」

入院している時、一番近くにいてくれて頼りになるのは看護師さん。今後も彼らの活躍に期待したいですね。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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