「たくさん読み聞かせしたのに、ゲーム三昧」「待望の女の子なのに、兄2人と常に戦いごっこ」…こんなはずじゃなかった“夢の子育て”
子どもはこんなふうに育てよう!と思っていたのに、現実は違った!?と感じる瞬間ってありませんか。大きくなってきた子どもを見て、ふと「どうしてこんな風に育ってしまったんだろう」「こんなはずじゃなかった」と思ってしまった保護者たちに、思いを聞いてみました。
■おままごとや歌うことが大好きな可愛い娘が…
▽Kさん/子ども3歳
3歳の娘、おままごとや歌うことが大好き。最近は、飼い犬を相手にお医者さんごっこなんかもしたりして、かいがいしく世話をする姿を可愛いな、なんて思っていたら…最近しょっちゅう、「まぁいっか!」「めんどうくさい!」を多用するように。
ママの「お風呂に入ろう!」「着替えよう!」などのお返事には「めんどうくさい」を連発し、食事中、ご飯が床に落ちてしまっても「まぁいっか!」(ママは全然よくない!!)。これは完全に私が日々知らず知らずのうちに口にしている言葉なんだろうと反省…。保育園でも言っていないことを祈ります。
■気をつけていたのにまさかのアレに!
▽Oさん/子ども3歳
朝晩しっかり歯磨き&仕上げもして、チョコレートを食べた後も歯磨き。グミや飴やジュースもなるべく控えていたのに、3歳児検診でまさかの虫歯!!しかも3本もありました。育て方とはちょっと違いますが、「1歳の頃から虫歯には気をつけていたのに」と、かなりショックでしたね。歯医者さんには「どんなに予防しても、なるときはなるよ」と言われましたが、やっぱりガックシ…自分のことだったらこんなにショックじゃなかったかも。
■たくさん読み聞かせをしたのに、結局…
▽Yさん/子ども9歳、7歳
9歳の息子と7歳の娘。本好きになってほしくて、小さいころ1日20冊以上絵本を読み聞かせたのに、今では漫画とゲーム三昧です。本を読むといえば、長期休みの読書感想文のために1~2冊読む程度。「本を読みなさい!」と言ってもなかなか…。
2人とも最近ゲーム機を買ったので、今はそれに夢中ということもありますが、あんなに図書館に行ったり絵本を読んだりしたのに…。「こんなはずじゃなかった」と思いますが、小さいころ読んだ絵本がきっと糧になっている、もう少し経ったら本の面白さに気づいてくれる、と勝手に信じています(苦笑)。
■女の子らしさのかけらもなくなってしまった!
▽Oさん/子ども7歳、6歳、4歳
3人きょうだいの末娘。上2人が男で、待望の女の子でした。赤ちゃんの時からフリフリの可愛い洋服を着せ、遊びもお人形遊び、おままごと。好きなキャラクターはプリンセス系やプリキュア。3歳くらいまでは、本当に「ザ・女の子」で、もう少ししたら一緒に洋服を買いに行ったり、料理も一緒にできるかなー、なんて思っていたら…。
年中に上がったころに戦隊モノと仮面ライダーに目覚め、兄2人と常に戦いごっこ。保育園でも、男の子とばかり遊んでいるようです。それはそれで元気でいいのですが、「もうスカートは履かない!」「ピンク嫌!」と言い出したので、待望の「ザ・女子」が、今では男兄弟3人状態で、ちょっと寂しい思いをしています(笑)。
■言わなくてもやる子だと思っていたら…
▽Tさん/子ども11歳、6歳
小学校低学年のころは宿題も学童で済ませ、学校からもらったプリントもちゃんと渡してくるし、明日の準備も言われなくても自分でやっていた長男。親バカではないですが、4年生くらいまでは忘れものもなく、割ときちんとしている子でした。
「私がうるさく言わなくても、自分からできる子なのかも」と思い込んでいたら、5年生の夏の面談で、担任の先生が「最近忘れ物が多いです」と言われ…。息子にそれとなく伝えると、「あ、忘れてた」と過去のプリントを大量に渡してきました。高学年になって、学童もなくなり、遊ぶ友達や生活も少し変わり、本人もいっぱいいっぱいだったのかもしれません。気づけなかったことに反省しつつ、「口うるさく言わなきゃいけないときが来たかー」と思いましたね(笑)。
■こんなはずじゃなかった=子育てに失敗した!ではない
いかがでしたか。皆さんけっこう「こんなはずでは…」と思う瞬間があるようですね。でも、「こんなはずじゃなかった=子育てに失敗した!」ではありません。子育ては思い通りにいかないのが普通なんです。
「こんなはずじゃなかった」は、むしろウチの子はこういう性格だったんだ、こういうことが好きだったんだ、と知ることができるいい機会かもしれません。もちろん、直してほしい、やめてほしいということもあると思いますが、「こんなはずじゃなかった」と思う瞬間は、わが子を知るきっかけ、子育てをちょっと見直すいいチャンスだという発想の転換をしてみませんか。
(まいどなニュース/BRAVA編集部)