生理時のイライラ問題「パスできるものはパス」「子どもにも機嫌が悪いと宣言」 ママたちの対策法
毎月やって来る「生理」。出産前はリフレッシュできる時間も取れましたが、出産してママになってからの「生理」は、忙しさのあまりイライラしても憂さ晴らしできる余裕もなくて、辛さが増したように感じている人も少なくないかもしれません。ときには子どもに意味もなく当たってしまったりして、自己嫌悪になってしまうケースもありそうです。生理中も何ごともなく過ごせる人もいるようですが、「どうしようもなくイライラしちゃう!」ママたちに、おすすめの対策などを聞いてみました。
■生理休暇取得&パパにたくさん手伝ってもらう
▽Yさん/子ども3歳
毎月規則正しく生理が来るほう。「毎月だいたいこの日は2日目でキツイから」と主人に伝え、その日は保育園の送りやお迎え、帰宅後の子どもの世話などをお願いしています。
わがままと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、生理痛とイライラとダルさでなーんにもする気が起こらない。何かしていても、ちょっとしたことでモノや子どもに当たってしまいそうなので、生理休暇をほぼ毎月1日だけ取得して、家で1人でボーっとさせてもらっています。そうすることで、心も体もクールダウンできるし、日頃の疲れも少し取れ、「また明日から頑張ろう」と思える。正直、今は生理休暇が楽しみになっています。体は辛いですけどね…(苦笑)。
◇ ◇
…生理休暇を取得できる会社は意外と多いようです。「取りづらい」という方も多いと思いますが、日ごろ頑張っている身体をリフレッシュさせるためにも、数カ月に1回でも取ってみては。また、毎月のことなので、パパの予定に組み込んでもらうのもいいですよね。
■ドーンと構えて何もしない
▽Oさん/子ども7歳、4歳
生理は不順なほうなのですが、とにかく生理痛が重いし、めちゃくちゃイライラ! なってしまった2日目には、這うように、なるべく静かに生活しています(苦笑)。そして、パスできるものはすべてパス。
・子どもの相手パス…テレビとゲームに子守をお願い
・お風呂パス…汗をかいてなさそうなときは、もう入れない!夏はシャワーだけ
・料理パス…買ってきた総菜、もしくはデリバリー
・家事パス…洗い物はシンクに放っておく、洗濯は主人
・子どもの寝かし付けパス…子どもが「本読んで~」と泣いていても、無視してマグロのように寝てるだけ(笑)
生理を理由にパスできるって、逆にかなり気が楽になって、イライラも減るんですよね。子どもも主人も「生理なら仕方ない」と思ってくれるようになっているし。むしろ、職場の方がイライラします(笑)。
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…パスできるものはパス、いいですね。1日や2日お風呂に入らなくても、洗い物が溜まっても、死にゃあしない! と、ドーンと構えるメンタルも必要なようです。
■イライラを受け入れて、子どもにも宣言!?
▽Tさん/子ども10歳、3歳
生理中はとにかくイライラして、とくに2日目と3日目は情緒不安定に。それを隠して子どもに優しくしようとすると、さらにイライラ。勝手にキレて、意味もなく子どもに当たったりしていました。それで自己嫌悪になって、またイライラ。もう完全に悪循環です。
これはいかん!でもどうしようもない…と思っていたら、ママ友が「しょうがないよ、それって自分で『ああ、今ヤバい』って受け入れていくしかない」と。そのときは「何言ってんの、受け入れてもイライラは止まらいよ」と思いましたが…(笑)。
でも、どうせイライラするなら、もう自分でそれを認めて、あえて子どもにも伝えてみたんです。「ごめん、今日と明日はちょっと機嫌が悪いときがあるかもしれない」と。
子どもに悪影響があるかな、という懸念はありましたが、子どもは「はぁ、だから?」みたいな感じで、普通に接してくれました。私も、無理に優しくしようと構えなかったせいか、変にイライラしなくなったんですよね。
◇ ◇
…イライラを隠そうとするからこそ、逆にイライラが増してしまうことってあると思います。特に生理のときって気持ちのコントロールがしにくいですよね。認めて、あえて宣言、子どもによっては「えーー!?」って不安になってしまうかもしれませんが、やってみる価値はありそうです!
■なるべく子どもと関わらない
▽Iさん/子ども4歳、2歳
子どもがただ「絵本読んで」「おままごとしよう」と来るだけで、思わず「あっち行って!」と言ってしまうほどイライラします。普段なら、なるべく対応するし、手が離せなければ「ちょっとだけ待っててね、後でね」と言えるのに…。
怒鳴って子どもがショックを受けるくらいなら、生理イライラピークの2日目~4日目はなるべく子どもと関わらないようにすることにしました。
といっても、無視とか隔離とかではなく、普段あまりさせないゲーム(幼児向け知育アプリですが)をOKにしたり、子どもたちだけで遊べるような隠し玉おもちゃ(タッチペンで読んでくれる絵本や粘土など)を与えたり。子どもが遊んでいる間は、ソファで横になったり、最小限の家事をしたりしています。ひとたび声をかけると「ママも一緒にー」となってしまうので、ゲームやおもちゃに夢中になっているときは、一切声をかけないで、私も自分の世界に入っています(笑)。
◇ ◇
…皆さん、イライラしていますねー。実は筆者もあまりにイライラするので、このたびそれを鎮めるという漢方を買ってしまいました(笑)。生理は避けて通れません。もちろん、イライラも。でもそれは、ほとんどすべてのママが経験していること。避けられないのなら、パスできるものはパスしたり、パパにお願いしたり、あるいは自分でその状態を受け入れたり。辛いときくらい、無理はしないでいきましょう!
(まいどなニュース/BRAVA編集部)