披露宴でサプライズの余興!気持ちはうれしいけど…計画通りにできなかった結婚イベントに、大ショック
コロナの行動制限もなくなり、人が集まる機会が増えてきました。中には結婚式や披露宴を控えている人もいるのではないでしょうか。披露宴の準備は大変ですが、だからこそ深く思い出に残るイベントです。しかし、入念に準備をしても計画通りにいかない場合も。千葉県在住のYさんも、まさかのイレギュラーで悔いの残るイベントになってしまったようです。
■準備万端で迎えたはずだったのに…
Yさん(千葉県在住、20代・女性、派遣社員)は結婚式を控えていました。「アットホームな式にしたい」という2人の希望が一致し、会社関係の招待者は最小限。新郎の直属の上司と同期の計5人だけです。
仕事が忙しい中、2人は着々と披露宴の準備を進めていきました。招待者は2人の共通の友人が多く、また、数年ぶりに会える友人もいるので、大変な準備も苦になりません。
中でも2人が楽しみにしていた企画は、司会者がゲストのテーブルをまわって新郎新婦についての印象や思い出を聞いてくれるテーブルインタビュー。ゲストの生の声が聞けるこの企画は、2人の希望にぴったりでとても楽しみにしていました。
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そして迎えた当日。準備万端なだけあり、順調にプログラムは進んでいきます。乾杯の挨拶をしてくれたのは新郎側の会社の上司。その後の予定は、友人代表のスピーチと2人が楽しみにしていたテーブルインタビューの予定でした。
しかし、司会者が「それではご歓談を」と言った直後に、新郎側の上司が会社の人たちを連れて再びマイクの前に登場。予定にない行動に、Yさんは新郎を見ました。Iさんも「何も知らない」とばかりに驚いた表情をしています。すると、上司は意気揚々とマイクを持って「実は、2人にサプライズの余興を用意しました!」と発言。そして「2人の愛の軌跡」と題して劇が始まったのです。
■楽しみにしていたテーブルインタビューが全カット!
これには2人ともビックリ!新郎は同じ職場で働いていましたが、サプライズを用意していることに全く気付かなかったとのこと。上司と同僚は2人を喜ばせようとして、秘密の練習をしていたようです。
会社の人たちの粋な計らいに2人ともうれしく思いました。しかし、劇は15分にも及び、スケジュールが押してしまいます。そのため、楽しみにしていたテーブルインタビューを全カットせざるを得ませんでした。お色直しや友人に頼んでいたスピーチなど、他は絶対に外せないプログラムばかりで、テーブルインタビューを削るしかなかったのです。
一番の楽しみだった披露宴でのテーブルインタビューができなくなり、Yさんはとてもガッカリしてしまいました。会社の人たちの気持ちがうれしいのは本当ですが、「なぜ一言でもいいからプログラムの確認をしてくれなかったのか…」と思わずにはいられません。一生に一度の結婚式だからこそ、Yさんには大きな悔いが残ってしまいました。
■そのほかにもある!?…結婚式・披露宴でびっくりした思い出
このような結婚式や披露宴でのイレギュラーは、実は意外と多いのではないでしょうか。このエピソードに関連して、以下のような思い出が寄せられました。
▽ホテルの最上階から見る景色に一目惚れして式場を選んだのですが、当日は大雨。天気は選ぶことができませんがとてもショックでした。
▽1番涙が出るシーンかもしれない両親への手紙の場面で、新婦が泣きながら手紙を読んでいる最中、式場スタッフの方がお皿を落としてしまい、割れる音が会場中に響き渡りました…。
▽結婚式に、顔も知らない義父の友達(推定65~70歳)が参加しました。なぜ参加するのか理由はわかりませんが、義父たっての希望で顔をたてるために招待しました。その父親の友達は、急に自分の席から上座へやってきて、扇子を広げながら「今日の為に作った」と自作の曲を歌って踊りだしました。私も旦那も知らない人が私達の結婚式で盛り上がる光景を「これ誰の結婚式だっけ?」と冷静になり笑いが出てきました。
▽義弟の結婚式の余興で新婦の友人がフラメンコを踊る予定になっていました。新婦も一緒に踊りたいと言っていたそうですが、事前にドレスが破れるかもしれないからと止められていました。ところが蓋を開けてみたら、新婦もドレスをまくりあげて踊りだしていました。幸いなことに何事もなく余興は終わりましたが、ドレスを一緒に借りに行って説明を聞いていた義母が真っ青になっていました。
▽沖縄の披露宴に出席したのですが、新郎新婦の入場前で乾杯前にもかかわらず着席したらすぐ各々で酒盛りが始まっているし、プログラム表がお料理のメニューのように配られていて、舞台上で演目が始まるし、新郎新婦は壇上ではないし、本土との違いに面くらいました。後から聞くとこれが沖縄スタンダードらしいです。
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一生懸命準備した結婚式・披露宴だからこそ、イレギュラーはショックかもしれません。せめて、数年後、数十年後には笑い話になっているといいですね。
(まいどなニュース特約・ワタナベ コウメ)