「保護猫を迎えたいけど、飼うなら子猫かな」という人が圧倒的に多く、成猫、そして老猫になると譲渡は難しくなってきます。猫が大好きな吉良さん（@c_chacha_365）は、「みんなが憧れる、ドラマに出てくるような猫との暮らしをしたいなら」と、ある提案をして注目を集めています。

「『保護猫お迎えするなら成猫から！』をTLでチラッと見たけど、別に子猫でも毛色でもなんか好きでもなんでもよいと思う。ただ、猫ちゃん初心者の想像する“ソファでのんびり猫と戯れてテレビ見る”とかができるのは成猫か老猫なので選択肢に入れてもいいと思います。子猫は怪獣です。非常にヤバいです」

リプ欄には、

「ガチで子猫はヤバイですね。走り回って物をなぎ倒し散乱、壁やカーテンをよじ登り何でも解体、破壊します。誤飲誤食も多いので目が離せないです。猫じゃらしでクタクタになるまでジャンプさせても1分で充電完了。飼い主も根気と体力のある人限定ですね」

「子猫ってどれくらいで落ち着くようになりますか？手術したら少しは落ち着くようになりますか？今8カ月ですが暴れ出したら悪魔です(笑)」

「なるほど、諦めてたシーンは10年後にやってくるのですね！楽しみ。子猫が1歳になったけど、のんびり戯れてテレビ観れそうにない初心者です」

「確かに、初心者が子猫を飼うのは少々ハードル高いですね。現在我が家にも2匹の子猫がいますが、まさにちびっ子ギャングそのものです」

ここまで読んでも子猫がいい、大丈夫という人は続きを読む必要はないかもしれません。吉良さんに詳しいお話を聞きました。

-猫はライフスタイルに合わせて選べばいいのでしょうか。

「いろんな猫がいるので、それぞれのご家庭に合った月齢や性格の子を選んでください。『子猫でないと懐かない』ということはないので、成猫や老猫を迎えても家族になってくれます」

-子猫の怪獣期は生後何カ月の頃までですか。

「個体差がありますが、1歳半～2歳くらいから落ち着き始める子が多いです。人間年齢で考えると20～24歳相当だと言われています。うちの猫が子猫の頃は、朝4時から『遊ぼう！』と元気に鳴いて起こしにきました。たくさん遊んでも数分でフルパワー充電しますし、カーテンにはよじ登るし…とにかく好奇心旺盛で、なんでも噛みました」

-相性の良し悪しを知る方法を教えてください。

「不安な場合は、相性について保護主さんに聞いてみるのがいいと思います。甘えん坊で寂しがり屋な子猫がいいと思っていても、日中の留守番時間が長く、あまり構う余裕がない場合などにミスマッチが起こりやすいです。トライアル期間を利用して一緒に暮らしてみるのもおすすめです」

-老猫の場合、病気が心配という人もいます。

「老猫の場合は、持病や通院ケアがあるかもしれないというのは覚悟しておいた方がいいですね。でも、成猫や老猫は性格も確立していますし、落ち着いているので比較的穏やかに暮らせますよ」

吉良さんはツリーに、「『まさか永遠にこの調子なんじゃ……？』って軽く気絶しそうだった」と書いています。思い描く猫との生活や猫のストレスを考えて選びたいですね！

（まいどなニュース特約・渡辺 陽）