その節はお世話になりました… 学校の出入り口付近にあった「泥落とし用マット」 本名が可憐すぎる!
学校などの建物の出入口でよく見かけたたわし状の泥落とし用マット。今、SNS上ではあの懐かしのマットの「本名」が大きな注目を集めている。
SNS上で流行中のハッシュタグ「#唐突に本名を晒す」に乗じ、「タンポポマット」とマットの正式名称を披露したのは製造メーカーの株式会社テラモト(@TERAMOTO_PR)。
子供時分はずいぶんお世話になったあのマットだが、まさかそんな可愛い名前をしていたとは…。驚きの本名晒しに、SNSユーザー達からは
「アンタそんな名前だったんか!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
「タンポポの綿毛を1億トンくらい集めて作るんだろうか」
「懐かしい…農家だったから勝手口とか玄関に置いてた(ドロ落とし)」
「先日 会社で第2号を購入しました 2枚並べて使ってます これがあると無いとでは 泥や雪での汚れがまるっきり違いますよね 特に❄に強くて 大好きです 名前も可愛くて」
「子どもの頃にあちこちで見かけたやつ…そんな名前だったのか(*´꒳`*)懐かしい..」
など数々の驚きの声や懐旧の声が寄せられている。
■企業に聞いた
株式会社テラモトの担当者に話を聞いた。
ーーこのマットの商品名が「タンポポマット」になった時期、経緯をお聞かせください。
担当者:1951年…1927年に大阪で創業したテラモトが、東京に営業所を開設した年に、「日本中の道端にきれいな花を咲かせるタンポポのようにこのマットも日本各地で愛され、花開くように」との願いを込めて名付けられています。また、「タンポポのように踏まれてもへこたれない」という商品の丈夫さをPRする狙いも込められています。
ーー今回の反響へのご感想をお聞かせください。
担当者:過去にないほどの反響にとても驚いております。近年では道路が舗装され、マットに求められるニーズの変化に合わせてタンポポマットをご利用頂く機会は減っています。それでも今回、非常に多くの方に「おばあちゃんの家にあった!」「実家で使っていました!」などとコメントを頂き、タンポポマットが多くのお客様に愛されていたと改めて認識することができました。その名前に込められた願いの通り、日本各地で愛され花が開いたと感じることができ、喜ばしく感じております。
◇ ◇
一部のSNSユーザーからは製造中止になったと思われていたタンポポマットだが、今も現役で生産中。ご興味ある方はホームセンターや各種通販サイトをお探しいただきたい。
なお今回の話題を提供してくれた株式会社テラモトではタンポポマットのようなレトロな製品だけでなく、デザイン性に優れた生活用品やペット用品も取り扱っている。生活用品は「tidy」、ペット用品は「OPPO」と、ブランドごとにInstagramでさまざまな情報を発信しているので、ぜひ多くの人にご覧いただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)