街に溶け込む、人が消える?…まるで“光学迷彩” 仕掛学を活用したユニークな「喫煙所」 期間限定で登場
JTは、たばこを吸う人のマナー向上の取り組みの一環として、昨年12月24日に、全国で初めて「仕掛学」を活用した「光学迷彩型喫煙所」を大阪・梅田のうめきた外庭SQUAREに設置した。
仕掛学とは、大阪大学大学院経済学研究科の松村真宏教授が提唱する、人の行動を変える仕掛けを対象にした学問。つい試したくなる仕掛けにより、問題解決につながる行動を誘発する仕組みを見つけ、新たな仕掛けを開発する研究分野だ。
JTでは21年より、松村教授と仕掛学を活用した喫煙所の喫煙マナー向上プロジェクトを始動し、このたび、仕掛けによる効果を検証するため、光学迷彩型喫煙所を設置した。
同喫煙所はステンレスミラーの柱を林立させることで光学迷彩のような視覚効果が生まれ、喫煙所が街の景観に溶け込むだけでなく、喫煙所に入ると人が消えるような不思議な仕掛けが施されている。
景観を守るだけでなく、周囲からの注目やミラーに映る自身の姿を通し、今まで以上に吸う人のマナー意識の向上効果を期待している。実証実験及び設置期間は今年3月まで。
(まいどなニュース/デイリースポーツ)